犬研究最前線

メス犬の不妊化手術、年齢ではなく思春期を軸に行動への影響を調査

文:尾形聡子 犬の不妊化手術は日本では一般的に行われている外科的な処置です。手術に伴うメリットとして、生殖器系の病気のリスクを減らす、行動上の問題…【続きを読む】

犬は本当に嫉妬する?

文:尾形聡子 これは嫉妬?間違いやすいのが羨望。 犬は嫉妬するのか否か?と聞かれたら、皆さんどのように返事をしますか? きっと多くの方が「うちの…【続きを読む】

犬のルーツは2系統〜10万年にも及ぶハイイロオオカミのDNA解析により明らかに

文:尾形聡子 ノルウェーの動物園にいるハイイロオオカミの亜種、ヨーロッパオオカミ(ユーラシア大陸に広く生息)。 犬の祖先はオオカミ。 過去にはオオ…【続きを読む】

犬が見せる人への表情、どんなものがある?

文:尾形聡子 人にとって「表情」は大切なコミュニケーションツールのひとつです。対面で会話をしているときには言葉の内容だけでなく、声のトーンやテンポ…【続きを読む】

健康状態が悪化しているパグは、もはや“典型的な犬”とは見なされない?〜イギリスの最新研究より

文:尾形聡子 日本に限らず世界的に小型の短頭種人気が続いています。短頭種特有の、マズルが極端に短く平たい顔の可愛さに惹かれる人が多くいる一方で、そ…【続きを読む】

ボール、ロープ、コング…犬はおもちゃをどう思い浮かべているのか?

文:尾形聡子 心の中に何かを思い描くということを、人は日常生活の中で普通にします。たとえば、目の前に愛犬がいなくてもすぐに思い浮かべることができ…【続きを読む】

致死性の遺伝病、神経セロイドリポフスチン症の日本のチワワにおける現状

文:尾形聡子 長年にわたり日本で人気犬種のチワワ。JKCの登録頭数を見ると、ここ数年の登録頭数の多さはプードルに次いで2番目、毎年5万頭ほどのチワ…【続きを読む】

犬の日常生活を豊かにするために〜環境エンリッチメントの重要性を知っておきましょう

文:尾形聡子 「暇であること」 現代社会をせわしなく生きる人にとっては、ご褒美の時間かもしれません。しかしそれは普段の忙しさあってのご褒美であり…【続きを読む】

犬の咬傷事故を未然に防ぐにはどうしたらいい?〜そのために知っておくべき大切なこと

文:尾形聡子 「逃走したドーベルマン、実は盗まれていた」というニュースを、GWあたりに多くの方が見聞きしたと思います。このような犬の逃走ニュースで…【続きを読む】

犬が人と仲良くなれたのはなぜ?遺伝的手がかりが発見される

文:尾形聡子 犬が家畜化されたのは一万年以上前のこと。地球上で最も早く家畜化された動物である犬について、その起源や家畜化のプロセスについての謎を解…【続きを読む】

どんな人がデザイナードッグの飼い主になっている?〜流行がつくりだす犬の福祉低下リスク

文:尾形聡子    コッカプー。 かれこれ30年ほど前のことでしょうか。今でいうところの「デザイナードッグ」の存在を、アメリカに行ったとき初めて知り…【続きを読む】

柴の富士額、赤胡麻の毛色の遺伝背景の解明に大きく近づく

文:尾形聡子 胡麻毛の柴。 犬の毛色の遺伝については古くから研究が行われてきましたが、近年のゲノム解析により、主要な毛色遺伝子や毛色遺伝子間の関係…【続きを読む】

犬種による寿命の違い、浮き彫りに〜英国の犬の場合

文:尾形聡子 犬は平均寿命に大きく差がある動物です。純血種の飼育頭数が増えたこともあり、一般的に体の大きな犬の方が寿命が短く、小さい方が長いという…【続きを読む】

力の弱い小型犬も要注意!リードの引っ張りは犬の福祉低下につながりかねません

文:尾形聡子 散歩に欠かせない道具といえば犬に装着する首輪やハーネス、そして犬と飼い主とを繋ぐリード。今の時代、これらなくして愛犬との散歩をするこ…【続きを読む】

犬種は犬の行動予測因子として不十分?新しい見解が発表される

文:尾形聡子 ノヴァスコシア・ダック・トーリング・レトリーバー 犬種に対する固定観念のようなものは、犬に興味を持つ人ならばある程度持っているのでは…【続きを読む】