犬研究最前線

愛犬はあなたの家族を声で識別できますか?

文:尾形聡子親子や兄弟姉妹で同性であれば声が似ているものです。今や一人一台スマホの時代になりましたが、「そういえば昔は電話口でよく姉と間違えられたな」とか…【続きを読む】

グレート・デーンの毛色、ハルクインとマールの関係が抱える問題

文:尾形聡子 マールカラーのグレート・デーン。ハルクインの黒斑よりも斑点は若干小さくなる。世界で最も大きな犬種のひとつ、ドイツ原産のグレート・デーン。現在…【続きを読む】

犬にとってオモチャ識別に重要なのはどっち?見た目の形状vs歯触りの質感

文:尾形聡子私たちは世の中に存在するすべての物体を知っているわけではないのに、ある単語の意味に照らし合わせ、同じような形をしているものを同じカテゴリーに属…【続きを読む】

8週齢規制の「8」の根拠について〜スウェーデンの調査より

文:藤田りか子今さらだけど、8週齢規制の科学的知見について、スウェーデンで2020年に調査された報告書をもとにここに記したい。日本で8週齢規制が提案された…【続きを読む】

ブルブルの科学〜神経メカニズムがついに明らかに

文:尾形聡子全身が毛に覆われている動物たちは体を器用に左右に振って、体についた水分やゴミなどを取り除く動作をします。いわゆる「ブルブル」ですが、ブルブルの…【続きを読む】

インパルスコントロールは、犬のパフォーマンスをダメにする…?

文:藤田りか子「うちの子、すごいのよ〜!」と「スワレ」やら「マテ」をさせ、インパルスコントロールが効いた愛犬の「お利口さん」ぶりを見せびらかしたことなど、…【続きを読む】

あなたにとって犬はどんな存在? 犬の役割により飼い主の行動は変化するのか

文:尾形聡子現在、国際家畜連盟(FCI)において、犬種は元来の使役をもとに10グループに分けて管理されています(日本のJKCはFCIに加盟)。それぞれの犬…【続きを読む】

自らの子ども時代の養育経験は、犬への養育スタイルとして再現されるのか?

文:尾形聡子人間の親子のような愛着関係を犬と飼い主が構築することが2013年にウィーン獣医大学の研究により科学的に示されてからというもの、犬と飼い主の愛着…【続きを読む】

獣医療に光〜AIアルゴリズムによる犬の心雑音検出に成功

文:尾形聡子以前、「獣医療にもAIを〜短頭種のBOASの客観的診断に向けて」にて、デジタル聴診器を使って収集したデータを機械学習アルゴリズムを使用してAI…【続きを読む】

一見健康そうに見えるけれど〜高齢犬のフレイル予防に大切なこととは?

文:尾形聡子高齢になれば増えてくるのが病気というもの。少しでも健康寿命を長くし、生活の質(QOL)を維持できるように病気の発症を未然に防いだり、病気を重篤…【続きを読む】

子犬はいつから視線で人に助けを求められるようになるのか?

文:尾形聡子 差し出された手を見る子犬。きっとこのあと、「それは何の合図ですか?」と、この人の顔を見たに違いない。人間社会に適応できる高い社会性を発達させ…【続きを読む】

見つめ合ったり撫でたりすることで、人と犬の脳活動は同期する

文:尾形聡子人間社会において他者とのかかわりは避けて通れないことです。社会的な相互作用はあらゆるところで生じ、人と人はつながり、心を通わせ合います。相手に…【続きを読む】

犬との絆がモチベーションに〜変形背関節症の犬と暮らす飼い主調査より

文:尾形聡子犬との暮らしは人々に多くの喜びや幸せをもたらしてくれたり、ときに健康や社会的生活の向上に寄与してくれたりするものです。しかし一方で、慢性疾患を…【続きを読む】

コントラフリーローディング、犬のエンリッチメントに活かせるか?

文:尾形聡子人をはじめ、動物が生きていくにはエネルギー源となる食べ物を摂取する必要があります。生きていくことを一番の目的とするならば、そのためのエネルギー…【続きを読む】

高齢犬のための「フレイル」評価ツールが開発される

文:尾形聡子近年あちこちで見聞きするようになった「フレイル」という言葉。高齢化が進む現代社会において、少しでも健康でいられる期間を長くするためには「フレイ…【続きを読む】