犬曰くの犬種ムック第2弾「牧羊犬のすべて」発売!

出ました!お待たせしました!!やっと出来ました!!!

昨年出版した犬種ムック創刊号「Retrievers and all about them:レトリーバーのすべて」に続き、犬曰く編集部がみっしり犬種愛をつめ込んだムック第2号「Sheepdogs and all about them:牧羊犬のすべて」。


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牧羊犬博物学本としてもしかして日本初?

ボーダー・コリーに特化した書籍は数あれど「牧羊犬種」全般にフォーカスしたムックはもしかして日本ではこれが初… !? うん、多分絶対そうだろう!牧羊犬の独特の行動や歴史についてマクロ視点で解説を試みた読み物はまだ我が国にはなかったと思う。トップ記事では牧羊犬の分類、イギリス・コリー系とヨーロッパ大陸系にわけて藤田りか子さんが考察。牧羊犬博物学を存分に堪能できる。「Sheepdogs and all about them:牧羊犬のすべて」は牧羊犬ファンのみならず、犬種図鑑オタク、犬学ファン、そして犬種歴史愛好家にとって待ってましたの素敵な一冊になると信じている。

前回の「レトリーバーのすべて」に続き、ビジュアル的にもがんばりました。見せます、魅せます!何しろ世界の牧羊犬が主人公。その多様性を写真でもとことん楽しんで欲しい。牧羊犬はコートカラーもとてもカラフルだし…。そう、牧羊犬種にはマール柄が多いことに気がついていたかな?シェットランド・シープドッグにボーダー・コリーといったメジャーな犬種のみならず、ボーセロンやベルガマスコといった超マイナーな牧羊犬種にも見られるカラーバリエーション。健全性についていろいろ物議を醸しているコートパターンであるからこそ正しい知識が必要。コートカラー・オタクの尾形聡子さんが、マールのコートカラー遺伝子とその遺伝のからくりについて最新の研究を紹介しながら解説をしている。


オーストラリアン・シェパード。マール柄を持つ犬種は牧羊犬に多い。マール遺伝に興味がある人、ぜひムックを読まれたい。[Photo by Bertrand Bouchez]

国内外の牧羊犬マニアを取材

国内外の牧羊犬種ファンへのインタビュー記事も今号の目玉だ。日本からは飼い主さんならではの「その犬種像」を語ってもらった。フォーカスした犬種はジャーマン・シェパード、マリノア、そしてボーダー・コリー。普段接している人ならではの犬種のお話しはとてもヴィヴィット。同時にその人とその犬との関係ならではの素敵なコメントも盛りだくさん。インタビュアーは、犬曰くのゲストライターでもおなじみ、イガちゃんこと五十嵐廣幸さん。五十嵐さんはオーストラリアにおける牧羊犬の代名詞「ケルピー」についても現地からとてもユニークなイベントを取材、寄稿してくれた。

牧羊犬といえば、ボーダー・コリー、ボーダー・コリーといえばドッグスポーツのスター。世界のオビディエンス・ハンドラーにもインタビュー!スウェーデンのチーム・キャプテンをつとめ、世界オビディエンス・チャンピオンシップにこれまで3回選抜されたマデレーン・エリクソンさんに「オビディエンス・スターにするための子犬の育て方」を伺った。

それだけでは飽き足らない犬曰く編集部はマデレーンさんの競技会ボーダーズのパーソナルコーチを勤めるイェシカ・アクセルソンさんも取材した!イェシカさんはフィジオセラピスト(イェシカさんは犬曰くのこの記事でも登場!)。スポーツドッグと付き合う人はこれを読んだらフィジオの正しい知識なしに犬をスポーツ・トレーニングすることすらちょっと憚れるかも?!体のさまざまな部位を鍛えることの大切さについてのイェシカさんのお話は、ボーダー・コリーファンのみならず、ドッグスポーツをする人、必読だ。

「犬との遊び」でお馴染みイェシカ・オーベリーさんも登場!

さらにもう一人のイェシカさんも登場。「犬との遊び」のセミナー、そしてその著書「犬と遊び・レッスンテクニック」で今や日本でもお馴染みのドッグトレーナー、イェシカ・オーベリーさん!なんと豪華企画。実は彼女は牧羊犬種マニア。そんなイェシカさんが犬との社会的遊びそして牧羊犬の遊びについて語ってくれたことも記事にした。


ムックにはイェシカ・オーベリーさんも登場![Photo by Rikako Fujita]

「これでもか!」というほどトピックスが満載の犬曰くムック「Sheepdogs and all about them:牧羊犬のすべて」。牧羊犬の歴史や数々の素晴らしい能力を通じて、犬を知る楽しみを是非とも感じていただきたい。最後のページをめくる頃には誰しも牧羊犬の持つ魅力を語れるようになっているはずだ。