文:尾形聡子
[photo from Wikimedia] 胡麻毛の柴。
犬の毛色の遺伝については古くから研究が行われてきましたが、近年のゲノム解析により、主要な毛色遺伝子や毛色遺伝子間の関係性がよりいっそうゲノムベースで明らかになっています。ですが、それでもまだ遺伝背景がはっきりと分からないものや、例外的なものも意外と多くあり、その一つが柴に見られる毛色「赤胡麻」でした。
そもそも毛色は、毛根部分にある色素細胞(メラノサイト)の中でつくられたメラニンが、
文:尾形聡子
[photo from Wikimedia] 胡麻毛の柴。
犬の毛色の遺伝については古くから研究が行われてきましたが、近年のゲノム解析により、主要な毛色遺伝子や毛色遺伝子間の関係性がよりいっそうゲノムベースで明らかになっています。ですが、それでもまだ遺伝背景がはっきりと分からないものや、例外的なものも意外と多くあり、その一つが柴に見られる毛色「赤胡麻」でした。
そもそも毛色は、毛根部分にある色素細胞(メラノサイト)の中でつくられたメラニンが、