犬研究最前線

ラブラドールの股関節形成不全、そして体重に関連する新たな遺伝子座が見つかる

文:尾形聡子股関節形成不全という病気について日本の愛犬家の多くが知ることになったのは、バブル期に大型犬ブームが到来してからではないでしょうか。ラブラドール…【続きを読む】

生きやすさにつながる精神的回復力「レジリエンス」、犬用評価スケールの開発

文:尾形聡子私たちは日々、自分の意図とは関係なく生ずる外界からの刺激を受けています。光の刺激に弱い人もいれば、騒音に敏感な人、年齢や住環境によっても刺激の…【続きを読む】

子犬時代の劣悪な生活経験は、遺伝子環境相互作用により行動・性格、愛着スタイルを変化させる

文:尾形聡子生物のさまざまな生命現象に関わりを持つメカニズム、エピジェネティクス。エピジェネティクスとは「DNA塩基配列の変化を伴わない細胞分裂後も継承さ…【続きを読む】

あなたはまさか「犬をハグしてあげたい!」だなんて言いませんよね?

文:藤田りか子「犬は必ずしも人の示す愛情ジェスチャーを嬉しがっているわけではない」というセオリーがポピュラーサイエンス上にあがってきたのは、Patrici…【続きを読む】

小型犬の飼い主さんは要注意!乳歯が抜けずに残っていませんか?

文:尾形聡子「あれ、うちの子なんだか歯の本数が多いような…?」乳歯が抜けないまま永久歯が生えてくることを乳歯遺残(いざん)と言います。通常は生後半年ほどで…【続きを読む】

犬種、体の大きさ、頭の形、犬の寿命への影響〜英国の犬の場合

文:尾形聡子犬の寿命は体の大きさによって大きく異なります。とりわけ超大型犬は寿命が短く、あまりの短さゆえに犬の福祉上の問題ではないかと考えられ、数々の研究…【続きを読む】

犬のインパルス・コントロール力アップに有効なドッグスポーツの種類は?

文:尾形聡子21世紀に入って間もないころに「指差し実験」が行われてからというもの、犬の認知機能を探る研究は花盛り。人の乳幼児の認知能力と比較し、犬が理解で…【続きを読む】

犬の5つのパーソナリティ、人工知能AIにより特定される

文:尾形聡子AIサービスがそこここに溢れる今、AIアプリや翻訳機能などそれがAI機能によるものだと意識するまでもなく日常的に利用する時代となりました。AI…【続きを読む】

犬の実行機能は6つの要因で成り立っている

文:尾形聡子実行機能とは、何かをする際に効果的に行うために必要とされる認知機能あるいは制御する能力のことを言います。最近では脳トレや自己啓発、コーチングな…【続きを読む】

オス犬の潜在精巣、遺伝とエピジェネティクスとの関係

文:尾形聡子生殖器における病気には性差があります。そのような病気のひとつが潜在精巣で、オスにだけ発症する可能性のある病気です。停留精巣、停留睾丸、陰睾など…【続きを読む】

モチベーションの敵、犬の「がっかり感」を探る

文:藤田りか子みなさんは、愛犬のがっかりした様子を目撃したことはあるだろうか?ちなみに「がっかり」という言葉の意味は、「期待が外れて気落ちする様」と辞書に…【続きを読む】

ガウガウ犬の飼い主さんの苦労、考えたことありますか?

文:尾形聡子人が大勢集まれば、気が合う・合わない人が出てくるのと同じように、犬同士にも相性があります。ですが、目の前にいる犬の気持ちを差し置いて、知らず知…【続きを読む】

大型犬がかかりやすい病気、小型犬がかかりやすい病気

文:尾形聡子人と同様に、犬も年齢を重ねるほど死亡原因となる病気にかかるリスクが高まることが知られています。たとえば、犬の死亡原因のトップであるがんは、歳を…【続きを読む】

犬の毛色研究最前線:E遺伝子座の最新情報

文:尾形聡子 イングリッシュ・コッカー・スパニエルの「セーブル」と呼ばれる毛色。犬の毛色決定に関わることがわかっている遺伝子は現在15個あります。これらの…【続きを読む】

犬が得意なこと、猫が苦手なこと〜指差し実験に見る大きな生態の違い

文:尾形聡子今から20年ほど前のこと。犬の認知科学研究が脚光を浴びることとなった研究が発表されました。現在もなお実験手法として広く使用されている「指差し実…【続きを読む】