噂の「犬用超音波歯ブラシ」の効果、科学的検証現れる!

文:藤田りか子

口腔の健康と全身の健康状態はつながっている、とはよく聞く。人だけではなく、犬にも大いにいえていることだ。だからこそ、愛犬のお口のケアをばっちりにするべし、と多くの専門家は唱える。つい最近では尾形聡子さんがその記事「犬の口臭、その背景で何が起きている?」で、口臭はくさいにおいだけの問題ではない、とも記している。

たとえば、口臭の原因の一つ歯周病では、歯周ポケットにすみついた細菌が血液中へ入り込むことがある。また、口の中の慢性的な炎症は、全身のさまざまな臓器になんらかの影響を与えるということだ。よって歯周病と心臓や腎臓、肝臓などの病気との関連については、過去に数多くの研究が行われてきた(とはいえ、因果関係については、今もって検証中)。口腔内を健康に保つことが、歯や歯ぐきだけでなく、全身の健康を守るうえでも重要であることに、もう間違いはないのである。

そしてそのための一番確実な予防ケアは、お家でもできる、犬の歯磨き!要は歯にくっついた垢、すなわち歯垢(プラーク)をためさせないこと。嬉しいことに、歯垢はブラシで物理的にこすり落とせばとれる。犬の歯磨きの重要性は、以下の記事を参照にされたい。

https://inuiwaku.net/43143/

https://inuiwaku.net/26842/

上の記事でも紹介しているように、歯磨きは「毎日」することが肝心だ。しかし、ここが多くの飼い主にとって一つの難関となる。

「自分のデンタルケアですらやっとの思いで毎日続けているのに、これにくわえて愛犬の歯磨きも!」

と私などはつい思ってしまう。4頭も犬がいるので、時には忙しすぎてすっぽかしてしまう日が何日か続くこともある。

歯磨きの重要性を十分に理解しているが故に、どうにかして歯を綺麗にしてあげなければと悶々としていた時期があった。と、私の心情を読み取ったのか、しばらくしてFacebookに犬の口腔ケア用品の広告がドシドシと表示されるようになった(ここがソーシャルメディアの怖いところだ。こちらの独り言までスマホから盗み聞きしているのだろうか)。

その中に、犬用超音波歯ブラシというものがあった。広告では、歯に当てるだけで歯石が減ると大々的に謳っていた。えー、ほんとかなー。うちの老犬ラッコにも歯石が付着した歯がいくつかある。かといって、歯石除去のために全身麻酔はもうこの歳(もうすぐ14歳)ではおそらく無理である。買ってみてもいいかなーと思って、超音波ブラシについてちょっとリサーチを行ってみた。と、とある文献に出会ったのだ。そう、言わずもがな、「業者が宣伝するように、超音波ブラシで本当に歯石は取れるのか」

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