尾形聡子

ほとんどの犬種は遺伝的に危機的状態?近親交配に関する大規模研究より

文:尾形聡子 デンマークとスウェーデン南部の農場犬であったデニッシュ・スウェーディッシュ・ファームドッグ。2016年、イングリッシュ・ブルドッグが遺伝的に…【続きを読む】

分離不安の犬のために2頭目を迎える…は本当に有効なのか?

文:尾形聡子現代社会で犬と暮らすにあたり、飼い主の多くは日常的に犬を自宅において仕事へ出かけます。そんな時に問題になるのが犬の分離不安の症状です。飼い主が…【続きを読む】

犬が首をかしげる理由は?〜科学的知見が初めて発表される

文:尾形聡子犬が首をかしげる姿というのはなんとも愛らしく、かつて、蓄音器の前に座るビクター犬は人々の心を鷲掴みにしたものです。すべての犬に見られる行動では…【続きを読む】

子どもへの犬教育の重要性〜咬傷事故予防に向けて

文:尾形聡子犬は子どもに数々のいい影響を及ぼすことが明らかにされている一方で、子どもを咬んでしまうことも多く、世界的に問題とされて久しい状態が続いています…【続きを読む】

嫌悪ベースのトレーニングは愛犬を悲観的に?

文:尾形聡子犬ほど飼い主の生活スタイルに影響を受ける家畜はいないかもしれません。そのため、それぞれの犬が積んでいく経験は飼い主により大きく違ってくる可能性…【続きを読む】

欧米のブリーダーたちが繁殖するにあたって重視していることは?

文:尾形聡子犬は世界各国の人々が愛するペットの代表格。世界的に犬の需要が高まっている中、コロナウイルスの流行もあり、よりいっそうその傾向に拍車がかかってい…【続きを読む】

読書の秋到来!おすすめの一冊『逃避行』

文:尾形聡子直木賞受賞作家の篠田節子氏の代表作といえばやはり「女たちのジハード」だろう。しかし久しぶりに手に取ろうと思ったのは「逃避行」という作品だ。ある…【続きを読む】

犬の認知機能障害、なりやすい犬種、なりやすい生活環境は?

文:尾形聡子犬の認知能力は成長に伴い発達していき、老化によりその機能は低下していきます。人と同様に犬も寿命が伸びている昨今、高齢犬において、記憶を失う、方…【続きを読む】

E遺伝子座の新しい対立遺伝子〜アラスカン・マラミュートや北欧系スピッツなど35犬種に存在

文:尾形聡子 アラスカン・マラミュート。犬は哺乳類の中でも多種多様な見た目を持つ生物です。犬のバラエティ豊かな姿形を作り出しているもののひとつが毛色とその…【続きを読む】

過活動や衝動性、不注意な行動はどんな犬に多くみられがち?

文:尾形聡子人のADHD(注意欠陥・多動性障害)と呼ばれる神経発達障害は、「不注意(集中力が続かず、簡単なミスをすぐにする)」「過活動・多動性(じっとして…【続きを読む】

犬の鼻紋、本当に個体識別できるもの?

文:尾形聡子人の指紋がひとつとして同じものはないのは周知の事実。同じDNAを持つ一卵性双生児であっても指紋は異なります。指紋は犯罪捜査に使われるだけでなく…【続きを読む】

ハナとの別れ:持ちつ持たれつ育んだ絆

文と写真:尾形聡子ついに別れのときが来てしまった。できることならずっと一緒にいたかった。けれど、そんな願いは叶うはずもない。9月7日新月の夜、ハナは17歳…【続きを読む】

犬は人の感情を読み、推測し、意思決定している

文:尾形聡子犬は人の感情を読んでいると感じるのは決して飼い主の思い込みではなく、近年の研究から犬は人の表情やにおいから感情を読み、それに影響される動物であ…【続きを読む】

犬種の作出がもたらした弊害〜キャバリアにのしかかる有害な遺伝子変異

文:尾形聡子犬に少し詳しい人なら、キャバリア・キングチャールズ・スパニエルが心臓病に罹りやすいというのを聞いたことがあるのではないでしょうか?キャバリアに…【続きを読む】

慣れるまで難しい?フワモコ犬のボディランゲージ

文と写真:尾形聡子2015年のタロウとハナ。犬種としてはこのくらいの毛は決して長いほうではない。犬種スタンダードには全身の毛は均等な長さで、12センチ(毛…【続きを読む】