文:尾形聡子

[photo by Volodymyr]
犬に限らず多くの動物は声を使ってメッセージを送ったりコミュニケーションをとったりします。犬は家畜化により祖先のオオカミより多くの声のレパートリーを獲得し、オオカミよりも発声することが多いと言われていますが、もちろん共通しているものもあります。そのひとつが唸り声です。
基本的に犬が唸り声を上げるのは、何かに対して脅威を感じ、自分に近づかないでと警告を発するためです。あるいは隠したオヤツや骨などを守るために近づくなというメッセージとして使うこともありますし、爪切りなど嫌なことをされると勘付いたときなどに唸ることもあります。一方、引っ張りっこ遊びなど、遊びの最中に興奮してくると唸り声がもれてくることもあります。これらの2タイプの唸り声は同じ唸り声にくくられるものの、明らかに音の構造が


