文と写真:尾形聡子
[photo by Rikako Fujita]
新しいウェブサイト「犬曰く」、私の初記事は藤田りか子さんのセミナー紹介です。当ウェブサイト運営陣、藤田さんの、文章とはまた一味違う彼女の生の声を届けたい、そんな想いで初回記事に選びました。このセミナー記事は2017年5月末で閉鎖したサイト、dog actuallyにて掲載したものですが、今後もdog actuallyでの記事の中から読者のみなさんに引き続きお伝えしたいものを選んで、再掲載していきたいと思っています。
藤田さんのセミナーはこちらからご覧いただけます。スウェーデンと日本ではどのような違いがあるのか、なぜ違いが生じるのか、どのような形が望ましいと感じるか、といったことを考えながら読んでいただければと思います。
セミナー後半の質疑応答タイムの紹介はこちら。スウェーデンの犬事情についてさまざまな質問が寄せられています。
そしてセミナーの中で紹介されていたこちらの研究は、犬との暮らしの中で、犬のメンタル面での充足を与えることを考えるにあたり重要です。
藤田さんがセミナーでお話されていましたように、犬と人、共通する感じ方もあれば、そうでもない面もあります。人も犬も個体差があるのはもちろんですし、犬の場合は犬種差というものもあります。身近にいればいるほど、ついつい固定観念にとらわれてしまったり、個人的な感じ方で犬の感情をとらえてしまいがちかもしれませんが、このような認知研究が進められることで犬が精神的に求める喜びや、人ほどには喜びを感じないことなどがますます明らかにされてくることでしょす。そのような犬の認知研究を、新しいものからこれまでdog actuallyに掲載してきたものも含め、これからもどんどん紹介していきたいと思っています。