文:北條美紀

[Photo by Gerrit de Boorder]
前回、「正解に従う世界」から「正解を自ら定義する世界」へと移行する必要がある、という話をした(「飼い主が『達人』に飛躍する瞬間~正解に従う世界から抜け出すということ」参照)。その中で、この転換についての難しさに簡単に触れたが、今回はその難しさをさらに深堀りしてみたい。
犬のしつけや関係づくりについて、必要な知識を学び、適切な方法を実践し、ある程度うまくいったとする。それでもどこかに、「これがゴールなのか」「もっと自由に、もっと深く関われるのではないか」という感覚が残る。その違和感の正体は、

