文と写真:藤田りか子
ご褒美がマンネリ化すると、犬の作業へのモチベーションが落ちる。そう、ご褒美のマンネリ化はトレーニングの敵だと以前にもブログに綴ったことがある。
飼い主さんに「ご褒美に何をあげている?」と聞くと、たいていは「おもちゃ派」と「トリーツ派」に分かれるものだ。おもちゃが好きな犬はトリーツに興味なし、またその反対もしかり。しかしできることなら「おもちゃもトリーツもどちらも好き!」と犬が思ってくれる方がいい。好きなものが多ければ、それだけご褒美のバリエーションも増える。楽しみだって増える。ならばどちらも好きにさせるっていうのも一案じゃないか?
「でも、ホントうちの子ぜんぜんおもちゃに興味ないんですー」
とすぐに思った人、いやいや決して不可能ではありませんよ、興味のないものを好きにさせるというのは。そこで、ここではよくありがちな「おもちゃに無関心な犬」を対象に、どうやっておもちゃぞっこんにさせるかのアプローチを記したい。
まずは実験!
用意するもの