犬研究最前線

前十字靭帯断裂、発症リスクを低下させるために役立つことは?

文:尾形聡子前十字靭帯断裂はどの犬にも発症しうる、後肢の膝関節に生じる病気です。痛みで後ろ足を地面につけなくなるなど、破行を見せるようになります。アメリカ…【続きを読む】

犬種は?年齢は?人への攻撃性が高まるリスク要因

文:尾形聡子攻撃行動は自分の身を守るために生きていく上で必要とされる行動ではあるものの、度がすぎてしまえば、犬にとっても飼い主にとっても、そこに関係してく…【続きを読む】

パピヨンに発症する遺伝性神経変性性疾患、神経軸索ジストロフィーのいま

文:尾形聡子あらためて、遺伝病とは遺伝現象を担う物質である遺伝子や染色体の異常が原因となり発症する病気のことで、必ずしもすべての遺伝病が親から子へと伝えら…【続きを読む】

口うるさいハンドラーはノーズワークで失敗する、の科学的エビデンス

文と写真:藤田りか子ノーズワークを犬とするとき、ハンドラーはとにかく黙っているのが大事だ。しかし犬がなかなか探せないでいると、なんとか見つけてもらいたくて…【続きを読む】

犬の生活環境が人とのアイコンタクトに与える影響は?

文:尾形聡子犬が人に対してとるアイコンタクトや注視(gaze)は、お互いのコミュニケーションを開始したり促進したり、絆を深めていく上でもとても重要な役割を…【続きを読む】

エピジェネティクス研究、大型犬が短命な理由に一歩近づく

文:尾形聡子寿命といえば、「暦年齢」と呼ばれる誕生日からの経過日数によって数えられる実年齢を元に考えられるのが一般的です。犬では犬種ごとに平均寿命が異なり…【続きを読む】

マズルの長さが、いい犬、悪い犬、を判別する材料に?人の先入観と犬のルックス

文:尾形聡子「犬は家族の一員」と考えられることが一般的になってきている昨今、そのような犬と人との関係性の礎となっているものを説明するために2つの生物学的な…【続きを読む】

「かわいい愛犬には旅をさせよ」〜学習された粘り強さ、そしてストレス耐性

文と写真:藤田りか子「おいら、旅にでていくぜ」とラッコ。ポジティブ心理学なるものが最近よく話題に上る。持続的な幸福をテーマにした学問だ。幸せになるためには…【続きを読む】

日本語?英語?犬は言語の違いを区別できる?

文:尾形聡子犬は人の発するジェスチャーや言葉を見たり聞いたりするだけでなく、においまでをも嗅ぎ取って人とコミュニケーションをはかろうとすることのできる生き…【続きを読む】

犬が知っている言葉の平均個数はいくつ?

文:尾形聡子犬が人とコミュニケーションをはかれるのは、ひとえに人が発する社会的な手がかりを使用する能力があるためです。その中のひとつが言葉になります。犬が…【続きを読む】

咬む犬のきもち:猟欲 vs 恐怖による攻撃行動、その感情の違いについて

文と写真:藤田りか子人や子供を咬んだり他の犬を襲ったりするといった攻撃行動は、深刻でかつもっとも多い犬の問題行動の一つでもある。それは世界のさまざまな研究…【続きを読む】

フレンチ・ブルドッグ、心配すべき病気は?

文:尾形聡子世界的に小型の短頭種人気が高まっている昨今、それにともない短頭種が抱える健康問題への懸念が強まっています。とりわけフレンチ・ブルドッグの人気が…【続きを読む】

暑さ寒さは犬の散歩にどの程度影響を及ぼすか?

文:尾形聡子 世界的人気の家庭犬、ゴールデンレトリーバーは十分散歩が与えられている?犬のウェルフェアを考える上で欠くことのできない日々の散歩やアクティビテ…【続きを読む】

愛犬のにおい、嗅ぎ分けられますか?

文:尾形聡子人は外部情報の知覚を視覚に大きく依存する生物です。その割合は87%とも言われている一方で、嗅覚は全体の3.5%にすぎません。嗅覚が非常に優れて…【続きを読む】

子犬時代の食べ物と、成犬時のアトピー症状発症との関係は?

文:尾形聡子犬の皮膚炎、中でも通常3歳くらいまでに発症するアレルギー性のアトピー性皮膚炎を患う犬は、世界的に増加傾向にあります。有病率の増加のみならず、慢…【続きを読む】