文と動画:藤田りか子 出題協力:五十嵐廣幸
[Photo by huntingdesigns]
前回のゴールデンウィークを楽しもう編では、ノーズワークを皆さんに試してもらいました。実はこのチャレンジを企画したことで、私たち犬曰くスタッフが想像した以上のポジティブな驚きと発見が飼い主さんにあったようです。みなさんからの嬉しいフィードバックを以下のように紹介します。
「犬曰くチャレンジがきっかけで、しばらくやっていなかったノーズワークを再開できた!」
「動画参加に向けて一生懸命練習しているうちに以前より犬に集中力がつきました」
「愛犬のビビリなところが少なくなった」
「犬を観察する態度が培われて勉強になりました」
などなど。
ただ自分でおうちで練習をするのと、動画を撮って提出するのとではトレーニングの質やトレーナーであるみなさんの張り合いにも違いが出てきます。そこがこのチャレンジのいいところなのかもしれません。
というわけで、再度やります!挑戦してもらいます!犬曰くチャレンジ第2弾!
チャレンジの概要
愛犬と一緒に課題に挑戦している様子を動画に撮影し、練習の過程の簡単なレポートを書いて、それを犬曰くに送ってください。犬曰くの方でその動画を審査して、もっともいい感じにできていた上位3ペアの方々に犬曰くより表彰状をお贈りいたします!そして栄えある1位に輝いた方の動画は、犬曰くブログに模範演技として公開させていただければと思っています。
動画の送り方や締め切りなど詳細については、記事の最後を見てくださいね。
課題:ノーズワーク、マンネリ・サーチから脱却しよう!
「犬曰くチャレンジ」の第1回目と同様に2回目もオーストラリア在住の犬曰くライター、五十嵐廣幸さんによる出題です。
もしかしてコンテナーサーチばかりやって、ノーズワーク・トレーニングがマンネリ化していませんか?マンネリ化は犬のトレーニングの大敵です。今回はそこから脱却すべく、少しヒネリを入れた課題を紹介します。
前回はコンテナー(靴)に2つのにおい(トリーツ)を隠しました。今回のチャレンジも隠すのは2箇所ですが、1つはコンテナーに、もう1つはコンテナーではないところに隠すというサーチです。
このチャレンジは2通りの試し方が可能です。
① ターゲット臭を隠して行う
② トリーツを隠して行う。
以下の課題を、ターゲット臭あるいはトリーツのどちらかを使ってこなしてください。審査はターゲット臭部門、トリーツ部門と別々に行います。
準備するもの
- リード。ノーリードでもOKです。
- ターゲット臭:なんでも構いません。アロマオイルあるいはアロマ芳香蒸留水など
- トリーツ:愛犬の好きなもの!
- コンテナーあるいはその代替となるものを5個以上。どんなものでも構いません。段ボール製、プラスチック、メタル、瓶など、お好きなものを!トイレットペーパーロールでもいいですよ!みなさんの想像力と創造力にお任せします。ただし犬の安全を最優先にしてね。
課題のやり方
❶ 室内でも屋外でも構いません。サーチエリアをここまで、と決めてみてください。できればコーンやテープなどでサーチエリアの境界を作っておくと(ハンドラーにとって)わかりやすいかもしれません。
❷ 自分できめたサーチエリアにコンテナーあるいはその代替となるものを(便宜上、コンテナーとここでは呼びます)5個以上おきます。置き方はランダムでもいいし、規則正しくてもいいし、お好みで。
❸ 置いてあるコンテナーの1つにターゲット臭、あるいはトリーツを隠します。
❹ サーチエリア内に、コンテナー以外のところに、もう1つのターゲット臭、あるいはトリーツを隠します。
❺ サーチエリアにスタートラインを決めて、そこから入って早速ノーズワークです!さて、犬はどのようなにおいの取り方をするかな??
❻ 今回は前回より少しだけ難しくしています。なので犬もとまどうかもしれません。どのようにみなさんが工夫をして練習をしたか、ということも動画と共に審査の対象にしたいと思います。その工夫や考えも300〜500文字程度にまとめてこちらに送ってくださいね。
◆出題者兼挑戦者のイガチャンから一言
オーストラリア在住の五十嵐廣幸、ことイガちゃんです。今回も前回と同様にハイドが2つあります。前回2つハイドがあることで苦戦した人は、是非今回のチャレンジでリベンジしてね。私が自分で試したのはちょっと課題とは異なるのですが、置いたコンテナーにはにおいを1つも入れずに、木に1つだけ隠してアリーの様子をみてみました。始める前にスタートラインで数秒待ちました。そこで彼女は大体のターゲット臭が隠してある方向を見極めます。 コンテナがあろうがなかろうが、アリーの場合は関係なくまっすぐターゲット臭のある方向に進みました。そこからニオイの強いところを探すっていうかんじでしたね。
犬曰く挑戦者の藤田りか子です。イガちゃんから課題をもらって早速私もラブラドールのアシカで試してみましたよ。今回、リードなしで、そしてターゲット臭はコングのかけらを使ってやってみました。動画も撮ったのでご参考までに!みなさんは私とアシカのやり方にこだわる必要はなく、思いっきり独創性を発揮してね。
2つ以上のハイドがある場合、どのようの犬をトレーニングするべきなのか、こちらのブログも参考にしてみてください。
審査の基準
犬のサーチ (動画審査)
- ハンドラーの助けを借りずに自主的に犬がターゲット臭あるいはトリーツを探しているか?
- 鼻を上手に使っているか?
ハンドラーのハンドリング(動画審査)
- 犬の自主性に任せているか?
- 褒めるときのタイミングは妥当か?
- 犬の作業の支障とならないようにリードさばきを行っているか?
サーチエリアの工夫(動画審査)
- 何か独創的なアイデアがあったかな?
練習の工夫やその過程(レポート審査)
犬曰くチャレンジ・エントリーの方法
動画については以下のいずれかの方法にて犬曰くに送ってください。
- 犬曰くFACEBOOKのメッセンジャーで送る。
- YOU TUBEにアップしてそのリンクアドレスを犬曰くにメールで送る。
- 皆に公開するのが恥ずしい〜という方は、クラウドシステムなどを使い(たとえばGoogle Driveにアップする)、犬曰く編集部のメールアドレス(inuiwaku@gmail.com)でシェアをする
そして、以下の情報を記して犬曰く宛にメール(inuiwaku@gmail.com)を送ってくださいね。
- 飼い主の名前
- 犬の名前
- 画像をアップしたお知らせ(リンクアドレスやどこにアップしたかなど)
- どちらの部門での応募か
- 課題練習における工夫のレポート(300〜500文字程度)
- 感想など
エントリー締め切り日
2020年6月8日(月)
審査結果発表
2020年6月15日(月)
上位3位の方には犬曰くから表彰状をお贈りいたします。皆さん奮ってご参加くださいね!