同じハイドにどうしても戻る:ノーズワークのプロブレム・シューティング その3

文と写真と動画:藤田りか子

ノーズワークを練習するときの準備というのは、同じ嗅覚スポーツでもトラッキングのそれよりも遥かに簡単だ。手軽さゆえに、ノーズワーク人気はあっという間に世界中に広がった。ただし、エリアにたったひとつのにおいを隠しただけでは、サーチはあっけなく終わってしまう。ややもすると20秒もあれば十分。ちょっとどころかかなり物足りない。どうせなら一度に複数のにおいを隠した方がよさそうだ。次のセッティングをする時間の節約にもなるし、途切れることなく犬が次々と見つけてゆくのを見れるのはこちらも楽しい。

ゴールデンウィークの犬曰くチャレンジでは、複数(2個)のハイドでなるエリアのノーズワークに挑戦してもらった。さて、みなさんはうまくこなせただろうか?それとも今まで1個しか隠したことがなく、それ故今回のチャレンジで少し手こずった人もいたのでは…?

というわけで今回は、複数ハイドで成り立つサーチにありがちな問題とその解決法について述べたい。

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