犬の心理、「後ろに退がる」の美

文と写真:藤田りか子

Photo: The lost gallery

犬に好かれるには、ちょっとしたコツが必要だ。「愛さえあれば十分」というわけではない。特にそれが「人間目線」の愛であればなおさら。人は相手を抱きしめることで愛を表現するけれど、犬にとってはそれが甚だ迷惑なことも多い。上の写真の犬を参考にされたい。それほど嬉しそうに見えないのだが、皆さんはどう思われるだろうか。決して犬を感情だけで愛すことはできない。さらに知性も必要となる。

かといって、犬は全く人からかけ離れた感性を持っているわけでもない。暇すぎれば我々と同じようにストレスを感じるし、飽きるという感情もあれば、またやりがいや達成感の喜びというのも持っている。何をもって人目線で見ちゃいけないのか、あるいは人目線で見てもいいのか、残念ながらそれを判断するための方程式は存在しない。おまけに個犬差もある。

でも、方程式がないからこそ、犬との付き合いはワクワクに溢れている。我々犬の飼い主たるや、最近の学術報告から出ている事実や情報をせっせと集め、そして自分の犬ととことん付き合い、しっかり観察して、常に己の知識をアップデートする必要がある。

コミュニケーション力をアップ、後ろに退がる!

方程式はない、といったものの、基本的な考え方は存在する。特に犬の初心者の方が知っておいたら得する「犬目線」に則った「付き合い方」ルール・ナンバーワンをここに一つ紹介しよう。

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