文:藤田りか子

おかあちゃん、おかえりなさーい!ブチュー [Photo by Rikako Fujita]
前回の続きだ。犬が人に飛びつくというのは、ごくありふれた行動であり、世界中の飼い主が専門家に悩みとして相談している事項でもある。にもかかわらず、その研究というのは、意外にも少なく、せいぜい飛びつきの頻度や解決法を調べたものぐらいしかない。なぜ、飛びつきが起こるのか、というそもそもの理由を学術的に検証した研究となると、たとえば攻撃性などを扱ったものよりも遥かに少ないのだ。
その1の記事で記したように、これまでにさまざまな専門家が「犬が飛びつくのは、これこれしかじかの理由である」と、すでに書き尽くした感もある。そして、それをいろいろなメディアやインストラクターから繰り返し聞くわけだから、こちらも、なるほどそうなのか、とそこで完結してしまうのだろう。だから、それ以上深く探ったり、疑問を持つことがなかったのかもしれない。都市伝説でも全然平気という具合だ。
だが、「そうに決まっている」を、あえて確かめようとした研究者たちもいる。その調査方法を


