文:尾形聡子

[photo by Kate]
先日、藤田りか子さんが「問題犬を癒すセラピードッグ、そんな犬は本当にいるのか?」という記事を書いていました。不安や恐怖を抱える犬に、精神的に安定した別の犬を引き合わせることで、その犬を落ち着かせることはできるのか、いわば、犬が犬の「セラピードッグ」になることはあるのか、という話です。
この記事を読んでいて、ふと、とあるレビュー論文を思い出しました。ポーランドのワルシャワ大学の心理学者が書いた「Disconnected Lives: Social Networks and Emotional Regulation in Domestic Dogs(孤立した生活:犬の社会的ネットワークと感情調節)」というタイトルのレビューでした。そこでは都市化が犬の社会性に与える影響や、犬同士の社会的関係について考察されていました。犬が犬を癒すかどうかを考えているうちに、そもそも犬という動物にとって、他の犬と社会的な関係を持つことにはどのような意味があるのか、

