文と写真と動画:藤田りか子
[Photo by Fouquier]
我が家の犬ラッコはどちらかというとひっぱりの強い犬で、それを阻止させるためにこれまで私はセカセカ歩くことを強いられてきた。アップテンポで歩くと、それほど引っ張られないで済む…、というか、興味のあるものに行く余裕がなくなり、結果、彼は大人しくリードについて歩くようになるからだ。よってラッコの散歩に友人を付き合わせると
「歩くの速すぎる!」
とよく文句をいわれたものだ。
今となっては3頭にまで犬の数が増え、散歩中に歩く速度を皆でシンクロさせる必要もでてきた。特に我が家のまわりのように、歩道がない田舎道を歩く際。車が通り過ぎるたびに3頭の犬の行動を統制させなければならず、それでゆっくり歩く、という技がラッコにも必須となった(残りの2頭のラブラドール・レトリーバーは人の歩く速度に合わせるのが上手なのだが)。
そこで今回はスローに歩くためのトレーニング方法についてここでシェアしたい。ゆっくり歩くというのはむしろ都市部に住む犬にとって大事なスキル。たとえば