犬のトレーニング、先延ばしになっていませんか? 原因は完璧主義かも

文:北條美紀


[Image by Susanne from Pixabay]

犬飼い主さんの「うちではいい子なんです」症候群』の記事を読んでから、いろいろと考え続けている。というのも、「うちではいい子なんです」と言いながらトレーナーの指示に従わない人の気持ちに共感してしまうからだ。私は犬を飼っていないので自分事になってしまうが、口には出さずとも「1人のときはできるんです」「本気を出せば…」的な言い訳をしていることがよくある。

何かがうまくいかなかったときに、不首尾を指摘されると恥ずかしくて消えたくなることがある。指摘されるまでもなく自分ができていないことは自覚しているので、心の中は大騒ぎだ。「ちゃんとできていないのは分かっています。自覚しているので指摘しないでください。四の五の言わずに今すぐここで練習すればいいんですよね。分かっています。でも、これ以上、皆さんの前でみっともない姿を見せるのは耐えられないんです。ご迷惑をおかけするのも嫌なんです。だから、影で練習しますよ。次はできるようにしてきますから…」。

ごちゃごちゃ言ってないでとっととやれよ!ですよね。ここで、犬と飼い主にとって一番不幸なのは、

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