文と写真と動画:藤田りか子
[Photo by Ted Van Pelt]
前回の記事「犬に「ダメ」という言葉を使うならば…」の続きである。「ダメ」を絶対に言わないトレーニングを実行している方も、ちょいとこちらを読み進んでくださったら幸いだ。なぜなら私は個人的に「ダメ」を言うことがそこまでネガティブな影響を犬にもたらすとは思ってないからだ。もちろん程度問題。乱用するのは好きじゃない。乱用すれば、もはや犬にその意味は通じなくなるし、そもそもハンドラーのトレーニングスキルの低さを露呈させていることでもある。
「マテ」「スワレ」など基本行動を学習してもらうときなどは、「ダメ」なんて一言も言わずに正の強化法だけで十分だ。特にドッグスポーツの技を教えている初期の段階など、「ダメ」を言ったら犬のモチベーションを挫いてしまうので、「ダメ」は言っちゃダメ。私にとっても最悪なるNG言葉である。
さて「ダメ」という言葉、どうせ使うのならカッコよく使いたい。一度「ダメ」を言ったら