病気・遺伝病

ジャーマン・シェパードの先天性巨大食道症、遺伝的原因が明らかになる

文:尾形聡子 巨大食道症は食物を胃に運ぶための収縮運動(ぜん動)機能が低下し、食道が拡張する病気です。食べたものを吐き戻すことを主症状としますが、そのため…【続きを読む】

前十字靭帯断裂、発症リスクを低下させるために役立つことは?

文:尾形聡子前十字靭帯断裂はどの犬にも発症しうる、後肢の膝関節に生じる病気です。痛みで後ろ足を地面につけなくなるなど、破行を見せるようになります。アメリカ…【続きを読む】

ノルウェーのブルドッグ&キャバリア繁殖違法の判決、北欧からの反応とその実情

文と写真:藤田りか子フレンチ・ブルドッグやパグといった短頭犬種は日本を含め世界的に人気だ。と同時に、彼らの異常な体の作り(頭部の作り)に由来する不健全性は…【続きを読む】

パピヨンに発症する遺伝性神経変性性疾患、神経軸索ジストロフィーのいま

文:尾形聡子あらためて、遺伝病とは遺伝現象を担う物質である遺伝子や染色体の異常が原因となり発症する病気のことで、必ずしもすべての遺伝病が親から子へと伝えら…【続きを読む】

フレンチ・ブルドッグ、心配すべき病気は?

文:尾形聡子世界的に小型の短頭種人気が高まっている昨今、それにともない短頭種が抱える健康問題への懸念が強まっています。とりわけフレンチ・ブルドッグの人気が…【続きを読む】

子犬時代の食べ物と、成犬時のアトピー症状発症との関係は?

文:尾形聡子犬の皮膚炎、中でも通常3歳くらいまでに発症するアレルギー性のアトピー性皮膚炎を患う犬は、世界的に増加傾向にあります。有病率の増加のみならず、慢…【続きを読む】

犬の認知機能障害、なりやすい犬種、なりやすい生活環境は?

文:尾形聡子犬の認知能力は成長に伴い発達していき、老化によりその機能は低下していきます。人と同様に犬も寿命が伸びている昨今、高齢犬において、記憶を失う、方…【続きを読む】

犬種の作出がもたらした弊害〜キャバリアにのしかかる有害な遺伝子変異

文:尾形聡子犬に少し詳しい人なら、キャバリア・キングチャールズ・スパニエルが心臓病に罹りやすいというのを聞いたことがあるのではないでしょうか?キャバリアに…【続きを読む】

もっとも太りやすい犬種は?〜イギリスの最新研究より

文:尾形聡子 太りやすい遺伝子変異が発見されたラブラドール・レトリーバー。ほかの犬種と比べてみると…?「わかっているんだけどね、なかなか痩せられないのよ……【続きを読む】

犬の歯の健康と認知機能障害

文:尾形聡子2020年の日本に暮らす犬の平均寿命は14.48歳(参考:ペットフード協会調べ)。そして、半数以上の犬が、犬のシニア期といわれる7歳以上に属し…【続きを読む】

炎症性腸疾患と子犬の食事の関係、生食それともドライフード?

文:尾形聡子家庭犬は自分で食べるものを選べません。すべては飼い主の選んだものを、与えられる分だけ食べて生活しています。健康に影響を及ぼす環境要因はいろいろ…【続きを読む】

スウェーデンから、フラットコーテッド・レトリーバーの健康調査プロジェクト

文:藤田りか子フラットコーテッド・レトリーバーの死因のトップ:がん先日、トレーニングを共にしている友人のフラットコーテッド・レトリーバーが組織球肉腫という…【続きを読む】

DCMとグレインフリーフードの関係、その後の研究より

文:尾形聡子犬の拡張型心筋症(Dilated Cardiomyopathy:DCM)は心臓の筋肉に異常が生じて心筋が薄くなり、収縮機能が低下して血液を十分…【続きを読む】

尻尾の異常だけじゃない、スクリューテールになる遺伝子変異がもたらす体への影響

文:尾形聡子スクリューテールと呼ばれる「らせん状になっている短い尻尾」を持つ犬種はごく一部。主にブルドッグ系の犬にみられるスクリューテールは脊椎の形成異常…【続きを読む】

アトピー性皮膚炎と食餌の関係、生食それともドライフード?

文:尾形聡子 スタッフォードシャー・ブル・テリアの子犬たちのご飯タイム。みんな食べるのに必死。アトピー性皮膚炎は犬にもっとも頻繁に発症する皮膚病といわれて…【続きを読む】