病気・遺伝病

遺伝子変異が引き起こす犬の皮膚病について

文:尾形聡子この数百年の間に犬の遺伝病はとても多くなりました。その背景には犬種の形態的な特徴を重視し、それぞれに隔離された犬種という個体群の中で繁殖が行わ…【続きを読む】

致死性の遺伝病、変性性脊髄症(DM)の日本のジャーマン・シェパードにおける現状

文:尾形聡子家庭犬としても作業犬としても世界中でおなじみの犬種、ジャーマン・シェパード・ドッグ。ジャーマン・シェパード・ドッグ(以下、Gシェパード)は、股…【続きを読む】

甲状腺機能低下症、なりやすい犬種とリスク因子〜イギリスでは400頭に1頭が発症

文:尾形聡子甲状腺機能低下症は広く犬に見られるホルモン障害で、甲状腺から分泌されるホルモンが減少する病気です。甲状腺ホルモンは身体のあらゆる臓器の代謝に関…【続きを読む】

ダルメシアンの先天性感音性難聴の遺伝的リスク要因のひとつが明らかに

文:尾形聡子 バイアイ(オッドアイ)のダルメシアン。先天性の感音性難聴は内耳や脳の聴神経などの感音器の異常が原因となり起こる難聴で、これまでに90犬種以上…【続きを読む】

歯医者さんが語る「犬もぜーーーったいに歯磨きをするべし!!」のその根拠

文と写真とイラスト:畠平剛志今回はゲストをお迎えしての記事を紹介します。ライターは大阪市「はたひら歯科」の院長、歯科医師の畠平剛志さん。口腔衛生のエキスパ…【続きを読む】

犬の糖尿病発症、季節や地理的条件との関係は?

文:尾形聡子いまや成人の10人に1人がかかっている糖尿病。現状の対策を続けているだけでは、今後さらに罹患率が上昇していくと予想されています。すっかり身近な…【続きを読む】

健康状態が悪化しているパグは、もはや“典型的な犬”とは見なされない?〜イギリスの最新研究より

文:尾形聡子日本に限らず世界的に小型の短頭種人気が続いています。短頭種特有の、マズルが極端に短く平たい顔の可愛さに惹かれる人が多くいる一方で、そのような頭…【続きを読む】

胃捻転、生と死をさまよう

文と写真:藤田りか子2013年、夏至祭をいっしょに楽しんでいるトド。人生とは「ああ、やっぱりこういうものなのか」を思い知らされた瞬間であった。天候も最高、…【続きを読む】

致死性の遺伝病、神経セロイドリポフスチン症の日本のチワワにおける現状

文:尾形聡子長年にわたり日本で人気犬種のチワワ。JKCの登録頭数を見ると、ここ数年の登録頭数の多さはプードルに次いで2番目、毎年5万頭ほどのチワワが登録さ…【続きを読む】

ジャーマン・シェパードの先天性巨大食道症、遺伝的原因が明らかになる

文:尾形聡子 巨大食道症は食物を胃に運ぶための収縮運動(ぜん動)機能が低下し、食道が拡張する病気です。食べたものを吐き戻すことを主症状としますが、そのため…【続きを読む】

前十字靭帯断裂、発症リスクを低下させるために役立つことは?

文:尾形聡子前十字靭帯断裂はどの犬にも発症しうる、後肢の膝関節に生じる病気です。痛みで後ろ足を地面につけなくなるなど、破行を見せるようになります。アメリカ…【続きを読む】

ノルウェーのブルドッグ&キャバリア繁殖違法の判決、北欧からの反応とその実情

文と写真:藤田りか子フレンチ・ブルドッグやパグといった短頭犬種は日本を含め世界的に人気だ。と同時に、彼らの異常な体の作り(頭部の作り)に由来する不健全性は…【続きを読む】

パピヨンに発症する遺伝性神経変性性疾患、神経軸索ジストロフィーのいま

文:尾形聡子あらためて、遺伝病とは遺伝現象を担う物質である遺伝子や染色体の異常が原因となり発症する病気のことで、必ずしもすべての遺伝病が親から子へと伝えら…【続きを読む】

フレンチ・ブルドッグ、心配すべき病気は?

文:尾形聡子世界的に小型の短頭種人気が高まっている昨今、それにともない短頭種が抱える健康問題への懸念が強まっています。とりわけフレンチ・ブルドッグの人気が…【続きを読む】

子犬時代の食べ物と、成犬時のアトピー症状発症との関係は?

文:尾形聡子犬の皮膚炎、中でも通常3歳くらいまでに発症するアレルギー性のアトピー性皮膚炎を患う犬は、世界的に増加傾向にあります。有病率の増加のみならず、慢…【続きを読む】