文と写真:藤田りか子
教えても作業ができない犬は「バカ犬」などではない。なぜなら犬はバカではないからだ。一般にトレーニングに向かないといわれるサイトハウンドも、学習力は素晴らしい。そもそも犬とはとても頭のいい動物なのである。
ならば、どの犬だってドッグスポーツの競技会に参加できるレベルまでトレーニングできるはず、と思われるかもしれない。だが、いや、筆者はやはり「頭がいい」という以外の素質も作業犬(スポーツドッグも含む)を形作る大事な要素と考えている。その素質とは、についてが今回のテーマだ。最後には簡単なパーソナリティテストのやり方も紹介する。
なお、本記事は前回の「作業をする犬をかわいそうに思わないように」の続編でもある。