自分の命は二の次?コロナ対応に影響する犬の存在

文:尾形聡子


[photo by Artem Beliaikin]

新型コロナウイルスの流行開始から1年が経つものの世界的に収束が見えてこない中、ここ日本も第3波の真っ只中に置かれています。これまでの感染ピーク時とはちがい、コロナの猛威が身近に迫ってきていることを誰もが感じざるを得ない状況になっているといえるでしょう。

もし感染した場合、自分自身の治療のため、そして他者へウイルスをうつさないために一定期間の隔離が必要となるのは周知の事実。そのような対応を迫られることは、犬の飼い主のコロナ検査受診などに何らかの影響を及ぼしてくるものなのでしょうか?

というのも、自然災害の多い日本ではこれまでに、犬や猫と一緒に避難所へ行けないのならと、避難命令が出ているにもかかわらず避難をあきらめてしまったり、迷った挙句に逃げ遅れてしまったりするといったことが多数見受けられてきました。もちろん、このような状況での選択に影響を与える要因はペットのほかにもありますし、感染症の流行と自然災害はまったく同じ状況とはいえませんが、ペットの健康や安全だけでなく、ペットの存在が自分自身の命にかかわってくる重大な行動決定に影響を及ぼす可能性があるという点では、似通っていると考えることができます。

なぜ人は、そのような行動選択をするのでしょうか。アメリカのフロリダ大学の社会学者らが

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