犬のプロのお悩み「こんな飼い主どう対応したらいい！？」心理カウンセリング・セミナー開催！

「この飼い主さんにどう話をしたらわかってくれるんだろう？」

とお悩みを抱えている犬世界で働くプロのみなさんへ。

「飼い主さんにお話を聞いてもらうには…?ケーススタディでお悩み解決」

をテーマにこの度「第６回犬々学々・犬曰く我曰くセミナー」を開催することになりました。GWに開催した特別セミナーで大好評となった臨床心理士の北條美紀さんを講師として再度お招き！

題して

「プレミアムフライデー・ドッグプロのための飼い主心理を学ぶゆうべ」

犬のプロが知るべき「飼い主さんの心を開くコミュニケーション術」を解説していただきます。

どうぶつと触れ合いたいから！という理由で獣医師、獣医看護師、トリマー、はたまたドッグトレーナーという職業世界に飛び込んだ人は多いと思います。大好きな犬や猫に囲まれて働けるのだもの… そんな夢を抱きながら一歩踏み込みしばらくしてある事実と向き合うことになります。

「結局、この仕事はペットと接するっていうよりもまずは「飼い主」ありき。そう、人間と接する仕事だったのですね…」

飼い主さんとうまくコミュ二ケーションが取れるときもあればうまくいかないときもある。ならば、一度ならずともこんなジレンマを感じたこともあるでしょう。

何かと言い訳をする飼い主、何度言っても同じことをする飼い主、自分のしていることに責任をもちたがらない飼い主、経済的な観念でしか話ができない飼い主、すぐに苦情を申し立てる飼い主…etc. etc.

じゃぁ仕方ない、と犬のプロは飼い主さんにひたすら迎合するアプローチをとるべきなのでしょうか？

「あなたは悪くありません。犬に問題があるのです」

とすべて犬のせいにしてみる。極端な話「この薬を与えればワンチャンおとなしくなりますよ」「ケージに閉じ込めてあげればいたずらはしませんよ」などと、人の都合でなにもかも解決しようとすれば、動物のウェルフェアに障る場合もありえるでしょう。いや、これも考えものですね。犬のプロとして動物への倫理は高く持ちたいものです。

【Photo by Rikako Fujita】

では「飼い主を教育する」という立場を取ればうまくいくもの？いくら犬を治そうとしても（病気であれ、行動であれ）、飼い主さんが生活習慣、犬への理解、犬への接し方、などを変えてくれないかぎり、本当の解決は期待できないことの方が多いのです。しかし飼い主さんの気持ちを力づくで変えられないのは、犬のトレーニングと同様です。

「他人と過去は変えられない」

と北條先生。

「まずはクライアントから信頼が得られるように同盟づくりをしなければなりません。そもそも信頼していない人から何をいわれたって、聞く耳をもつわけない。私だっていやですよ（笑）」

まずは犬のプロであるみなさんは己を知ること。そこから飼い主さんにどのようにアプローチをしていくか、北條先生にコーチングをしてもらいませんか？

目の前の犬の問題を解決するためには、まず、ドッグプロは飼い主さんの味方になることから始める必要があります。「問題」という敵をやっつけるために、まず飼い主さんと同盟を組むのです。そうすることでいち早く
「この人は自分を傷つけない、安心で安全な人なんだ。味方なんだ」
と認識してもらいます。それが
「話を聞いてもらうための土台」
となります。

セミナーでは、飼い主さんに安心感を与え信頼してもらうための、「飼い主さんを理解する視点」や「態度」、簡単な「コミニケション術」などを、ケーススタディを通じて実演しながらご紹介します。

参加の資格は特にありません。ドッグトレーナーはもとより、獣医師、獣医看護師、トリマー、ペットシッター、ブリーダー、保護犬関係者などペットにまつわる職業をお持ちの方。もちろん「私は単なる飼い主！でも興味ある」という方もおおいにウェルカムです。

【日時詳細】