文:藤田りか子

[Photo by marycollins5]
最近の犬研究について嬉しいのは、ほんとうに、探知犬の研究が前にもまして増えたということだ。その理由を特に統計的に調べたわけではないが、世界的にノーズワークがドッグスポーツとしてポピュラーになり、やはり研究の注目度も高くなっているためかもしれない… などと自分の好きなように考えているところだ。
ここに示すのは今年(2026年)発表のホットな研究。この論文、読んでみると実験の設定がもろにノーズワーク!そのサーチエリアを見ても、あまりにもノーズワークなので親しみを覚えるはずだ。探知犬の研究だから敷居が高すぎる、などと言わずに、ぜひノーズワークファンは、これ、しっかりと読んで欲しい。そして「なるほどー」とか「あるある!」と思えることもあれば、「やっぱり、それってプロの探知犬ハンドラーや犬にも起こることなんだね」などと、たくさんの安堵をもらえること請け合いだ。
ハンドラーと犬との共同作業が成功や失敗にどう関わっているのか
我々ノーズワークファンにとっての最大の関心はいかに制限時間内に間違えず、きちんとハイドを探せるか、ということ。この点において、プロの探知犬ハンドラーと全く変わりがなく、我々は同じ土俵で勝負をしている、といってもいいだろう。しかも、トレーニングを重ねても、見つけられないことがある、という悩みについても同じ!
じゃ、見つけられないのは、

