文:尾形聡子
[photo by Chris Phutully]
みなさんは普段どのようにして愛犬とコミュニケーションをとっていますか。言葉?ジェスチャー?その両方?もちろん犬は名前や短いコマンドなどを理解し覚えることはできますが、とにかくボディランゲージを読むことにとても長けている生き物です。そして先日、まさにそれを裏付けるような研究結果がイタリアのナポリ大学の研究者らにより『Animal Cognition』に発表されました。
研究者らは、水難救助犬としての資格を取得している犬25頭(ゴールデン・レトリーバー10頭、ラブラドール・レトリーバー15頭、オス12頭、メス13頭)とその飼い主を対象に実験を行いました。
「スワレ」「フセ」「マテ」「オイデ」の4つの基本動作に対する言葉のキューとハンドシグナルの両方を同様に理解している犬が、どちらをより選択する傾向にあるのか調べるために、