文:藤田りか子
イラスト:ChatGPT (AI generated)

「犬を競技に出す前は、お腹を空かせておこう。なぜなら俄然やる気を出してくれるからだ」
というドッグハンドラーの間でまことしやかに語られている都市伝説。これが果たして正しいのかどうか、少々前になるがフランスの研究をもとに一度犬曰くで検証記事を書いたことがある。その詳細については「朝食を抜くと犬の作業パフォーマンスは向上するのか?」を読んでもらうことにしよう。
そして今回紹介するのは、その続編、というか嗅覚作業においても犬の空腹・満腹状態はパフォーマンスに何らかの影響を及ぼすのか、を調査した研究だ。
その前に、ちょっと人のたとえ話を。
A君は、彼女いない歴がすでに5年。なかなかいいご縁に恵まれずにいた。そこである日出会いサイトに入り、だれか交際相手を見つけようと思った。片っ端からアタックしてみるものの、なかなかヒットがでず。だが、ある日ついに、BちゃんがA君に興味を持った。そして実際に会うことに。見た目はなかなかよかった。そしてなんと犬好きで、旅行も好きと、趣味もほぼいっしょ。だが、一つだけ気になることがあった。Bちゃんは性格的に「あなたといつも一緒にいた〜い」タイプのようであった。A君はどちらかというと、時には放っておいてくれる女性が好みなのだが。でも、BちゃんはA君にベタ惚れとなった。
「この際、贅沢は言っておられまい」
A君はBちゃんと正式に交際することにした。しかし…(この二人の行く末はみなさんの想像に任せておこう)
… え? で、これが嗅覚作業とどう関係があるって…? あるんですよ、ばっちりと!

「うーん、この子、僕の好みなのかなー」
前出のフランスからの研究

