文と写真:藤田りか子

犬にターゲット臭を教える際に、クリッカーを使用している人、いるだろうか? 私は、普段のトレーニングにおいて、それほどクリッカーに頼るタイプではないのだが、新しい行動を教える初期学習ではよく使う。そしてノーズワークも、最初の導入において、ラインアップ上でクリッカーを使っていた。つまり、ターゲット臭を「おいしいもの・楽しいもの」という関連付けをするときである。しかし、それはほんの初めだけで、その後、サーチの練習段階に入ると、犬が見つけたら、ターゲット臭のすぐその場でトリーツを与えるようになる。以下の記事にある動画を参考に!
とはいえ、私が初めてノーズワークに取り掛かった頃は、ターゲット臭の連想付けが終わっても、つまり、実際のサーチ段階に入っても、犬が見つけるたびにクリッカーを鳴らしてトリーツを与えていた。だが、とあるノーズワークレッスンに参加した際に、インストラクターに
「君はクリッカーを使うのかー」
と言われたのだ。先生は懐疑的な表情を見せていて、それほどよろしくなさそうだった。その人は実際に職業探知犬などをトレーニングしているプロ中のプロなので、私はよく考えもせず
「そうか、クリッカーを使ってサーチのトレーニングをしない方がいいのか」
と素直に受け止め、

