文と写真と動画:藤田りか子

晴れて一歳になったシャチ。まだ体ができておらず、ひょろひょろ。脚がやたらと長く、まるでウィペットのように軽々と走る。
先日、ラブラドール・レトリーバーのシャチが一歳を迎えた。発情期もすでに経験し、誕生日をもって成人式と言いたいところだが、彼女の場合、「まだ一歳のパピー」と言った方が正しい感じだ。
アシカやミミチャン(いずれもシャチと同様にフィールド系のラブラドールだ)に比べて、精神的成熟がとても遅い。いや、ミミチャンが若犬のときもアシカに比べると遅いと思ったが、シャチはそれに輪をかけて遅れている。子犬の頃から散漫しやすく、アシカやミミチャンのように人の前に座って相手の目をじっと見つめお伺いをたてることがほとんどない。そして、ちょっとした隙にすぐに地面のにおいをかいで自分の世界に没頭する。このことについては(そのトレーニングについては)こちらの記事を参考にされたい。
さてガンドッグのスポーツをするのであれば、子犬の頃から是非とも入れたいのが「ストップシグナル」である。アシカやミミチャンは6ヶ月齢でこのシグナルをマスターした。しかしシャチは、1歳近くになってもなかなか覚えられなかった。
ガンドッグのスポーツをする、しないにかかわらず、家庭犬として持っておいて決して損はない技能。何かというときに犬に急ブレーキをかけられるし、なにしろ素晴らしい脳トレにもなる。「お手」の芸を教えるのは面白くない、かといってお座りや伏せもさらに意味がない、何を教えたらよいかと迷っている人、迷わずに「ストップシグナル」を愛犬にトレーニングしてみよう。
これまでにラッコ、アシカやミミチャンにストップシグナルを教えたときのことを記した記事があるので、ここから(↓)是非チャレンジを!
え、この記事にあること全部試したけどうまくいかなかったって?心配ご無用!それはあなただけにあらず。私もシャチでやってみたが、彼女についてはうまくいかなかったのだ。だから新しくストップシグナルの教え方を練り直し、それでこの記事を書いている次第だ。

