文と写真:アルシャー京子
秋は犬達にとって動きやすい季節のひとつである。
夏の疲れを癒すように、はたまた暑さで溜まりきったフラストレーションを爆発させるかのように犬達は体を躍動させ、飼い主もまたアウトドアに気が向いたり、どこか遠出をしないまでも近くの河原や自宅でちょっと愛犬と遊んでやろうという気になる、そんな季節である。
しかし遊んでいるうちに犬を楽しませたくてつい要求されるままにボール投げを延々と行ったり、引っ張りっこして犬の興奮が収まらなくなったり、かといっておもちゃを取り上げると「もっとよこせ」と要求吠えされたり、何度「ヤメ!」といっても止まなかったり、挙句の果てには咬みついてきたり...そんな犬の興奮がちょっと重荷になることはないか?