ビビり愛犬に喝っっ!!

文と写真:藤田りか子

スウェーデンは夏真っ盛り。ミミチャンとは水場でたくさん遊んだだけではなく合宿にも参加。

今回は我が愛犬、ラブラドール・レトリーバーの怖がりミミチャンが喝をいれられたことで変化を見せた、という話だ。「罰」の行為、というか「正の罰」が入るのだが、それをどのようにビビりの犬にビビらせずにわからせていくのか、そしてミミチャンを対処する私もハンドラーとしてどう変わっていったのか、その経過をみなさんとシェアしたい。

7月の夏休み。ミミチャンを連れてスウェーデンの南部地方までガンドッグ・トレーニングキャンプに出かけた。1週間みっちりとインストラクターについて行うグループ合宿。参加者は我々を含め12組。一つ屋根の下で皆で寝泊まりをし、完全にトレーニング漬けの日々を過ごす。

このような合宿トレーニングは2年前にもアシカと参加したことがあるのだが、普通の日帰りトレーニングでは経験できない充実感を得ることができる。おかげで合宿後には一皮も二皮も剥けた「いい女」になった自分がいた。いい女といっても、私はおばさんだから限界はあるので、とりあえず「いいハンドラー」と言っておこうか。期間中はプロ・インストラクターの「考え方」とか「スピリット」や「オーラ」を浴び続け、ある意味「洗礼」を受けた気分になるのだ。

これまでの自分のなぁなぁなハンドリングをコースでうっかり披露したりすると、B先生(このコースのインストラクターの1人)からの

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