文:藤田りか子
[Photo by Ina Hoekstra]
子犬時代劣悪な環境にいて、そしてそのために成犬になって絶え間ない不安を抱えていたり、何かにつけて怖がるような子でも、リカバリーのチャンスはある。そう臨床心理士の北條美紀先生が先日「子犬時代のトラウマ体験~長期的な影響と改善への希望」の記事で語ってくれた。改善のメカニズムについては記事を参照してもらうとして、ここではそのリカバリーのために飼い主が具体的にどういうことをすべきか、について記そう。
安心を感じてもらうには、しらけた犬について記した記事(あなたの犬、しらけていませんか?その理由は… 科学的エビデンスから探る)で述べたように、ただ「だいじょ〜ぶ〜!」と声掛けしてあげるだけでは不十分だ。いやそれどころか