ノーズワーク・サイエンス最前線:サーチ能力を落とす褒美っていうのがある?

文と写真:藤田りか子


[Image by Jade from Pixabay]

当たり前のことではあるが、犬のモチベーションが高く保たれていれば、よりよいパフォーマンスを見せてくれる。ノーズワークであれば

「このハイドを見つけたら、すごくおいしいトリーツをもらえた!」

と、モチベーションは経験によって強化されていく。その経験を元に犬はがんばれる。人の世界でも同じだ。

「この仕事をしたら、すごくいい給料をもらえた!だから、もっとがんばろう!」

ドッグスポーツに励むみなさんなら、モチベーションアップを確実にさせるためにきっとどこかで愛犬のご褒美チェックテストみたいなことをやったことがあると思う。つまり、うちの子にとってどれが一番価値の高いご褒美なのか調べる、という作業だ。何が最高のモチベーターとなるのか、それを知っていればトレーニングはより効果的に行われるはず!

さて、ノーズワークをしているときなら、どの順位のトリーツでみなさんはご褒美を与えるだろうか?私の場合、トレーニングのときは価値としては上位2番目から4〜5番目のものまでを使っている。そして競技会のときは特上のやつ。競技会の際においては、よりいっそうモチベーションを高めてよりよいパフォーマンスをして欲しいからだ。じゃ、それでこれまで成果をあげてきたかというと?

うーーーん、成果をあげてきたときもあったが、実は….


ミミチャンと。昨年のクリスマスにおけるお楽しみノーズワーク競技会にて。このときは優勝をした。

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