ジャパンノーズワークスポーツクラブからスウェーデンのピッレ・アンデション先生をお招きしてのウェビナー第2弾、「自己受容感覚(プロプリオセプション)とノーズワーク」が8月23日開催決定です。通訳は犬曰くでお馴染みの藤田りか子さん。
五感に続く第6番目の感覚プロプリオセプションとは?
五感に続く第6番目の感覚ともいえるプロプリオセプション。自分の身体のパーツがどこにあるのか、関節がどう動いているのかを感知する「身体内部感覚」のことを指します。自分の体を自在にコントロールしていると思っても意外にそうではないのです。だからこそプロプリオセプションを向上させることで、より思う通りの動きを実現させることができるというわけです。
プロプリオセプショントレーニングはダンサーやスポーツ選手の間でも最近注目されています。そして生まれつきのアスリート、犬にも当然必要な感覚トレーニング!特にノーズワークのように、様々な地形や足場でのサーチが求められるドッグスポーツにおいて、犬のプロプリオセプションに磨きをかけることは、とても大事なことともいえるでしょう。
犬が自分で頭の中で描いている動きと、実際の体の動きにギャップが生じると、怪我や故障が起きやすくなります。つまり、脳が身体の「受容感覚(プロプリオセプション)」にまだ追いついていないのですね。逆にいうと、脳と身体の感覚のギャップを埋めていけば、犬も体を痛めないような動きができるということでもあります。
気の弱い犬の自信にもつながる!
プロプリオセプション能力をアップすることで、犬は自分の四肢がどう動いているかはっきりと意識することができるようになり、それが犬の「自信」にもつながっていきます。
なぜ「身体の受容感覚」をアップさせることがメンタル上の自信につながるのか?人の例を考えてみればわかりやすいかもしれません。たとえば私たちが岩でゴツゴツした道をハイキングする際、最初は視覚をつかいながら転ばないように気をつけて歩くはずです。しかし、しばらくすると足と脚の感覚が研ぎ澄まされ(身体が受容する感覚が研ぎ澄まされ)、下を見ないでも歩けるようになっていきます。すなわちプロプリオセプションが向上したことを意味します。このときの私たちの気持ちは?不安ではないはずですね。自信を持って歩いているはずです。
この自信は何かと注意深いビビり犬にもとても大事なものでしょう。身体受容の感覚が研ぎ澄まされていれば、足場が悪くてもどう足を置いたらいいのか、どう動かせば怪我につながらないのか、身体と脳がスムースに連絡を取り合ってくれるようになります。
ノーズワークを交えながらプロプリオセプションを学ぶという日本のドッグスポーツ界でももっともユニークなセミナーをスウェーデンからピッレ・アンデションさんを招いて、ジャパンノーズワークスポーツクラブが開催することになりました。ピッレさんは、スウェーデンのノーズワークとプロプリオセプションのエキスパート。及び、スウェーデンノーズワーククラブの公認ノーズワーク審査員(NW1, NW2, NW3、Elite)でもあります。
ピッレさん、愛犬のレオンベルガーのリサをトレーニング中!
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