ノーズワーク競技会、コンテナーサーチ、大嫌い

文と写真と動画:藤田りか子

スウェーデンもくら〜い冬から春に季節が移りつつある。どっと増えるのは森や草木の緑だけではない。ノーズワークの競技会も3月あたりからドンドン増え始め、今や月に約30もの試合が全国で開催されている。待ってました、ドッグスポーツシーズン!

うちの犬、ミミチャンは昨年11月にNW1(ノーズワーク、クラス1)の3枚目のディプロマ(満点証書)を獲得、晴れてNW2へアップグレードした。さっそくというわけで、NW2の競技会へレッツゴー。特に4月のイースターの連休においては3日間連続の出場となり、すでに5試合をこなした。そのうち2回は満点獲得。満点を取れただけではない、どちらの競技会でも40組中の一位となり優勝を果たした。まだ2歳にも満たない23ヶ月齢のピチピチ若犬だが、ここまでノーズワークドッグとして成長してくれたのは、ハンドラーとしてもすごく嬉しい。

コンテナーサーチ、好き、嫌い

だが嬉しいことばかりではない。失敗もばっちりと3回も経験している。最も致命的ミスを犯した科目は、他でもないコンテナーサーチにて。コンテナーサーチというのは面白いもので、「好き!」と「嫌い!」という人の二手に分かれる科目だ。そして言うまでもなく私は「嫌い」派に属する。これぞミミチャンの「偽アラート」温床の場だ。何が悔しいかって、コンテナー以外の科目はすべて正しく(それも速く)探し当てているのだ。ただ探し当てただけではない。エクステリアサーチのハイドなど、さっと浮遊臭をとりそれを辿り臭源をあっという間に探し当てた。まさにNW2レベルの犬ならではのサーチテクニックを持っている。なのに、なぜコンテナーサーチはダメなの!?

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