競技会に強い犬に仕立てるための環境づくり…ってあるの?

文と写真:藤田りか子

ドッグスポーツが好きなみなさんの中には、競技会でいずれ賞を取ることを夢見て日夜トレーニングに励んでいる方もおられるだろう。もちろん競技会に出るのは勝つことだけが目的ではないはずだ。でも、入賞というゴールに向かって愛犬とトレーニングをするのは、私たちハンドラーにとっても意義ややり甲斐が感じられることだし、それゆえ人生がより豊かなものになる。犬にとっても日常のエンリッチメントが増えるのだから、どちらのウェルビーイングにとってもよし!

さて、ドッグスポーツで成功を収めるためには、どういう条件が必要なのだろうか。トレーニングが好きな人なら一度ならずとも考えたことはあるはずだ。それは、たとえば犬種のチョイス?トレーニングの仕方?育て方?犬のポテンシャルばかりではなく、トレーニングする人の条件はどうだ?いや、そもそも条件なんて必要ないのかも?そんなことを調査したオーストラリアの研究を見つけた。競技会好きの私には見逃せない論文である。

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