ガンドッグ・トレーニングを家庭犬の脳トレに:ストップシグナル その2

文と写真と動画:藤田りか子

[Photo by lucyroo]

走っている犬を遠くから「ストップ!」と声かけだけで止まらせることができたら、どんなに楽しいだろう!のみならず、見た目にも超かっこいい。「犬との関係性がばっちりですね!」と友人が褒めてくれること請け合い。ストップシグナルをマスターすることによるメリットはまだある。呼び戻しが苦手な犬のコントロールにもぴったり。むしろ呼び戻しよりよく効く。その理由は前回のブログに記したので参照されたい。

ただしストップシグナルの実用性だけにこだわる必要もない。家庭犬の脳トレの一環としてやってもよし!いざという時に役に立つ技能だから一石二鳥だ。尾形聡子さんも老犬ハナの脳トレにストップシグナル遊びをさっそく活用した。そしてハナはとても上手に学んだ。その様子は「老犬にも真新しい楽しみをつくる」でみてみよう!

前回は「ストップ」という言葉の意味をどう犬に学習させるのかを記し、読者の方に宿題としても課したのだが、さて、うまくこなされただろうか?今回は前回のエクササイズをマスターしたという前提で、一歩すすんだ練習を紹介しようと思う。

犬はハンドラーの横について歩きながら、ストップシグナルが出されるとそこで止まる、まで今皆さんはできているはずだ。最終的には遠くにいる犬をストップシグナルで止まらせるのが目的だ。となると、ハンドラーから離れたところで止まれるようになるのが次の課題だ。

用意するもの

トリーツあるいは犬のおもちゃ、テニスボールなど

練習の仕方

以下の手順はすべて動画(記事末尾)に収めている。文章を読みながら、動画でイメージをつかんで欲しい。

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