文:尾形聡子
[photo by LRD615]
どんな人でも最初は犬の基本的なボディランゲージを「まったく知らない」という状態から犬と交流をしはじめます。とりわけ人生が始まったばかりの小さな子どもたちにとっては、親や周囲の大人たちからのアドバイスが犬とのかかわり方に大きく影響を及ぼすはずです。とりわけ子どもが犬のストレスサインを読み違えてしまったがために起こる咬傷事故を防ぐには、大人が子どもに対して犬を読む教育を丁寧におこなうことが重要となってきます。
しかし、大人だからといって犬のストレスシグナルを正しく読めているとも限りません。また、小さな子どもは犬のボディランゲージをどの程度読めているものなのでしょうか。
英国リンカーン大学の研究者らは、犬のボディランゲージを大人や子どもがどの程度読めているのか、そしてボディランゲージを読むトレーニングがどの程度効果があるのかを調べ、