股関節形成不全発症にかかわるあらたな遺伝子座が判明

文:尾形聡子


[photo by Ronoli]

股関節形成不全は数多くの犬種に発症する病気のひとつ。藤田りか子さんが愛犬アシカの股関節検査を受けたときのことをブログに記していましたが、それは個体の健康状態を知るためだけでなく繁殖を考えるにあたり、股関節に異常がないことの確認が必要であるからです。なぜなら股関節形成不全は遺伝する病気だからです。

https://inuiwaku.net/?p=17448

股関節形成不全研究のいま

股関節形成不全はその程度にもよるものの、骨の変形による関節のゆるみから痛みを伴う変形性関節症(関節炎)をひきおこすことがあります。痛みが慢性的になってくれば、生活の質の低下を招いてしまう可能性も高められてしまいます。

この病気はひとつの遺伝子が原因となって発症する単一遺伝子病ではなく、複数の遺伝子と環境があいまって発症する多因子遺伝病になります。そのため、発症の遺伝要因については長きにわたり研究が行われているものの、まだそれほど多くのことは分かっていません。症状に対して遺伝的な要因がどの程度影響しているかにも幅があると考えられています。ラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバー、バーニーズ・マウンテン・ドッグ、ジャーマン・シェパードなどは

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