文:尾形聡子

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動物にとって「いい暮らし」とは、どんな暮らしでしょうか。
十分な食べものと水があり、雨風や暑さ寒さをしのげる場所があり、病気やケガをすれば適切な治療を受けられる。どれも動物が健康に生きていくために欠かすことのできないものです。
けれども、それだけで「いい暮らし」といえるのでしょうか。
今回紹介する英国エディンバラ大学を中心とする研究チームの論文は、そんなシンプルな問いから始まっていました。そして研究者らは、食べものや水、住環境、健康は動物のウェルフェアを支える基盤である一方、その動物がどのような感情を経験し、どのような心の状態で暮らしているかも同じように重要だと続けています。
このような考え方は、動物福祉の世界に突如として現れたものではありません。これまで動物福祉を考えるうえで大きな役割を果たしてきたのが

