文:藤田りか子

[Photo by jackie young]
「日本ってね、パピー教室すらほとんどないんです。スウェーデンには、たくさんパピーパーティとかあるんでしょうね。いいな〜」
とか
「いつかぜひ、スウェーデンのパピー教室をみてみたいんです!どうやってパピーパーティを開催しているのか、勉強したいんです」
などと話かけられることがあるのだが、私はいつも申し訳なさそうに
「それがねー、パピーパーティは、スウェーデンでは盛んじゃないのですよ。パピー教室を見に行ってもがっかりするかも」
と答える。すると皆、「そんなはずはないだろう、犬のしつけの先進国なんだから」と言わんばかり、一瞬「ん?」という顔をするものだ。
パピー教室はたしかにスウェーデンであれば、どこにでも開催されている。だが、そこではパピーパーティを行わない。多分スウェーデンにはパピーパーティの概念すらないかもしれない。それについては、「パピー・パーティなしのパピー教室」に詳しく触れているので参照にされたい。
アメリカではパピーパーティが盛んだと聞く。その影響を受けてか、日本でも獣医クリニックなどで開催されているようだ。パピーパーティとは、子犬を一つの空間に集め、オフリードで互いに関わらせたり遊ばせたりすることだ。他犬との接触を通じて社会性を身につけさせることを目的としたイベントである。そのため、日本やアメリカでは「パピー教室」といえばパピーパーティと捉えられたりするようだ。

日本でのパピーパーティの様子 [Photo by Rikako Fujita]
そもそもパピーの社会化とは?
パピーパーティの起源は、もちろん子犬の社会化促進のためである。そして、子犬の「社会化」という

