文と動画:藤田りか子

[Photo by James Dowse]
犬を飼い始めて、「子犬が少し大きくなったら、じっくりとトレーニングをしよう!」とマニュアル本などを買い漁り、真剣に犬の訓練ハウツーを勉強する人は多いはずだ。そのうち本の中で繰り返し強調されている「あること」に気がつくだろう。いや、もしかしてアブストラクトすぎて気が付かないまま通り過ぎてしまう人もいるかもしれないが…。
それは
「しつけ(トレーニング)には一貫性を持たせて」
という言葉。ほぼどの著者も「一貫」して述べているそれぐらい重要なコンセプト。だが、先にも述べた通り「一貫性」という言葉はあまりにも抽象的で、なかなか犬飼い主の心に響かなかったりする。そもそも多くの著者(あるいはインストラクター)はその重要さを説くにもかかわらず、失敗するトレーニングの一体どこが「一貫性にかけているのか」について、具体的に説明してくれない。もちろん
「家族みんながコマンドを共有して、バラバラにならないように一貫性を持たせましょう」
とか
「犬が望ましい行動をとったら必ず報酬を与えましょう」
という程度の一貫性についてなら本でも述べられているし、イメージしやすく実行にも移しやすい。だが、そのような一貫性ルールは、少々欠けても、なんとかやり直しの効く部類のものだと思っている。
さて、犬の初心者が見逃しやすい、かつとても大事な「一貫性」がある。私も長年犬と暮らす中で学んだものだ。それは

