文:藤田りか子

[Photo by Slava Taukachou] インド、ゴアの野犬たち
うちには4頭の犬がいる。夜になり、私が2階の寝室に行き始めると、彼らもゾロゾロといっしょに階段を登りついてくる。そしてシャワーや歯磨きがおわりベッドに入る頃には、全犬がすでに(私の)ダブルベッドに所狭しと陣取っており、それぞれの場所でくつろいでいる。すでに目を瞑って寝ているのもいる。そして朝起きれば皆で即散歩。その後に朝食。夕方からまた散歩、夕食を食べ、そしてまた夜眠る。
うちの犬たちのみならず、世界中の家庭犬がこれと似たような生活リズム(朝起きて夜寝る)で暮らしていると思うのだが、これを「当たり前じゃん」と考えないように。動物は、必ずしも人と同じリズムで生きているわけではない。同じように24時間周期ではあるものの、活動時間が夜行型の動物もいれば、日没と朝明けの2ピーク(二峰性)を持つ動物もいる。この知識を踏まえると、犬は人と生きているからこそ、「朝起き夜寝る」リズムを持っているのかもしれない、などと思ってしまう。たとえばもし人のケアなしに自由に生きていたとしたら、やはり同じように朝起きて夜寝るという1日を過ごすのだろうか?上げ膳据え膳で過ごすうちの呑気な家庭犬たちを見ながら、本当は機会さえあれば野生と同じ生活をしたいのじゃないかな、と想像したりする。
とはいえ、犬の本当の生態について実はよくわからないでいる。なかなか寝れない夜など、私は夜中の2時でも犬たちを連れて散歩に出ることがある。起こされた犬たちは決して「まだ夜中なのに〜」などと文句は言わない。それどころか外に出た途端に、昼間のときと同じようにぴょんぴょん嬉しそうに飛びながら「どこに行く?どこに行く?」と聞いてくる。このような様子を見るにつけ、
「むむ、この子たちにはそもそも他の動物(人を含めて)のように、24時間周期のリズムはあるのだろうか?」
と思ってしまうのだ。別に活動するのは

