文と写真:アルシャー京子
ヒトはビタミンCを多く含む食物を食べてきたため、体がビタミンCを作り出さなくなったそうだ。じゃあ犬の体の中でビタミンCが作り出されるのは、ビタミンCを含む食物を食べてこなかったから...?かもね。
ビタミンとは「生命の維持に不可欠ながら体内で合成できないため外部からの摂取が必要とされる物質」。ビタミンは発見された順にアルファベットで呼ばれているのが一般的だ。ヒトと同じくAやB群、DにEにHにKと犬にも摂取不可欠なビタミンはある一方で、犬の体ではビタミンCは作られるため厳密な意味ではビタミンとして扱われない。
にもかかわらず、今回は物質としてのビタミンC(=アスコルビン酸)と犬の体の関わりを見てみようと思う。