文:藤田りか子
[Photo by Elina Tsakhilova]
「犬と会話、アニマル・コミュニケーターの世界をのぞいてみる」でテレパシーで動物と会話する人のことについて以前述べた。それからだいぶ時間が経ってしまったが、今回はその続きとなるものをここに記す。
実は私は「アニマル・コミュニケーター」を信じていない。けれども「絶対に信じない」という立場に固執して心を閉じてしまうのは、何かもったいない気もするのだ。もしかして、彼らの世界には動物をどう読むかについての何らかのヒントが隠されているのでは?そんな視点から考察してみたい。
その「なんとなく感覚」がひょっとして?
たとえば、私は小さい時から猫とずっと暮らしていたので、犬よりもむしろ猫のほうを早く手なづけることができる。その感覚はよくわからないが、