犬とのコミュニケーションエクササイズ、犬の遠隔操作に必要な基礎の「き」

文と写真と動画:藤田りか子

犬へのエンリッチメントは、いろいろなタイプがある。よく知られているところでは、採食エンリッチメント。愛犬とフードサーチで遊ぶ人も多いはず。他にもエンリッチメントの種類として「社会的エンリッチメント」というのがある。犬は群れ動物でありそれゆえに他者や他犬とコミュニケーションをする、はデフォルトで備わっている。それを活用させてあげることで気分よくなってもらう。生き物にデフォルトで備わっている特性は、使わせないと生き物を不幸せにする。そして使わせてあげることで「ホッ」としてもらえる。人も社会動物ゆえに、友人と会ったりソーシャルメディアに参加するのを好むではないか。

愛犬への社会的エンリッチメントとして、私のおすすめは以前ここで紹介した「キャバレッティ遊び」などだ。

https://inuiwaku.net/56841/

https://inuiwaku.net/56926/

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犬にまっすぐに進んでもらい、かつリターンするときもキャバレッティを超えながらまっすぐに戻る。犬は時にキャバレッティを避けて通ろうとするが、その間違いを犯さないように犬に伝えるにはどうしたらいいのか?人と犬とのやりとりがたくさん詰まった、まさにコミュニケーション技満載の遊びだ。犬にどうやってこちらの言いたいことを理解してもらえるか、そこを考えなければいけない。これは頭のエネルギーがかなりいる作業なので、犬のみならず人のメンタル・エンリッチメントにもなる。

今回はコミュニケーション力を磨くもう一つの遊び方を紹介しよう。フーパーズの基本ともなるべき、遠隔操作だ。フーパーズという最新ドッグスポーツをご存知ない方は、こちらの記事をどうぞ。そしてフーパーズの様子は以下の動画を見てみてね。

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