文:尾形聡子
犬との生活に欠かせない散歩。そして散歩に欠かせないのが犬と飼い主をつなぐリードと首輪、あるいはハーネス。ひと昔前はハーネスといえばソリ犬や盲導犬、警察犬など働く犬が使うイメージだったものですが、最近ではハーネスを使って散歩をしている犬がとても増え、すっかり市民権を得ていると感じます。皆さんは愛犬との散歩には首輪とハーネスどちらを使っているでしょうか?首輪抜けしてしまわないよう、両方装着して散歩している犬の姿も見かけるものです。
一般の家庭犬が首輪を使う際、タイプによって首への負担がどの程度違ってくるかを調べる研究はこれまでいくつも行われています。というのも、チョークチェーンやプロングカラーなど、正しく使用するのが難しく、犬に怪我を負わせてしまう可能性が高いものに関しては、犬の健康そして福祉に及ぼす悪影響をしっかりと把握しておくことが大切だからです。以下の記事にて首輪の種類における首への負荷を調べた研究を紹介していますので、ぜひご一読ください。
ではハーネスについてはどうかといえば、ハーネスは引っ張りが強い犬でも体に負担がかかりにくい(引っ張る力が分散されるため)、首や背中に問題がある犬にも安全、首や喉に圧力がかかるのを避けられる、ということはわかっています。しかし、コントロールのしやすさや引っ張りを軽減できるかどうかに関しては犬のサイズや健康状態、リードウォークができているかどうかなど、ほかの要因も影響してくるものです。
そもそもハーネスの種類によって犬の動きや体への影響が異なってくるのかどうかという点については、ほとんどわかっていないのが現状です。そこで、ハーネスの犬への影響を調べる第一歩として、


