都市伝説?トイレの失敗は小型犬に多いってホント?

文:尾形聡子

[phobo by Pezibear]

犬の問題とされる行動のひとつ、トイレの失敗。部屋で自由にさせているとあちこちで粗相してしまうからと常に狭いケージに犬を閉じ込めておいたり、一向に粗相がおさまらないことを理由に飼育放棄してしまう人がいる現状を見聞きするに、トイレの失敗は犬の福祉にかかわる重要な問題といえます。

「小さい犬はどうしてもトイレを失敗しがちなのよね…」

などと、まことしやかにささやかれているのを皆さんはご存知ですか?はたしてこれは都市伝説なのでしょうか?

トイレの失敗と体の大きさには関連がある?世界初の調査

犬は体の大きさに非常に幅のある生物種です。同じ種でありながらも体の大きさやプロポーションが違うことでそれぞれに違いがあることが知られています。研究分野でもそこに着目し、『体の大きい犬ほど賢い?犬の知能は脳の大きさによって違うのか』など、犬の体の大きさと行動や気質の傾向とを調査した研究はいくつか行われてきています。

しかし、トイレトレーニングと体の大きさとの関係についてはこれまで研究対象とされることはほとんどありませんでした。

【こちらは有料記事です】

続きを読むにはして下さい。

ご購読いただくと続きをご覧いただけます。

今すぐ会員登録して続きを読む