犬研究最前線

犬の認知機能障害、なりやすい犬種、なりやすい生活環境は?

文:尾形聡子犬の認知能力は成長に伴い発達していき、老化によりその機能は低下していきます。人と同様に犬も寿命が伸びている昨今、高齢犬において、記憶を失う、方…【続きを読む】

E遺伝子座の新しい対立遺伝子〜アラスカン・マラミュートや北欧系スピッツなど35犬種に存在

文:尾形聡子 アラスカン・マラミュート。犬は哺乳類の中でも多種多様な見た目を持つ生物です。犬のバラエティ豊かな姿形を作り出しているもののひとつが毛色とその…【続きを読む】

過活動や衝動性、不注意な行動はどんな犬に多くみられがち?

文:尾形聡子人のADHD(注意欠陥・多動性障害)と呼ばれる神経発達障害は、「不注意(集中力が続かず、簡単なミスをすぐにする)」「過活動・多動性(じっとして…【続きを読む】

犬の鼻紋、本当に個体識別できるもの?

文:尾形聡子人の指紋がひとつとして同じものはないのは周知の事実。同じDNAを持つ一卵性双生児であっても指紋は異なります。指紋は犯罪捜査に使われるだけでなく…【続きを読む】

座る?立ったまま?インディケーション・ポーズによるノーズワークの正解率

文と写真:藤田りか子犬がノーズワークで「当たり」のにおいを見つけた際に見せる最終反応、インディケーション行動。これをトレーニングすべきかあるいは必要としな…【続きを読む】

犬は人の感情を読み、推測し、意思決定している

文:尾形聡子犬は人の感情を読んでいると感じるのは決して飼い主の思い込みではなく、近年の研究から犬は人の表情やにおいから感情を読み、それに影響される動物であ…【続きを読む】

犬種の作出がもたらした弊害〜キャバリアにのしかかる有害な遺伝子変異

文:尾形聡子犬に少し詳しい人なら、キャバリア・キングチャールズ・スパニエルが心臓病に罹りやすいというのを聞いたことがあるのではないでしょうか?キャバリアに…【続きを読む】

犬の顔の表情から、フラストレーションを読み取るには?

文:尾形聡子動物は各感情状態をあらわす「表情」をそれぞれに持ちます。非言語コミュニケーション手段であるボディランゲージは犬の感情表現に重要で、目や口など顔…【続きを読む】

犬は人からの助けに対して「お返し」しようとするか?

文:尾形聡子「協力する」という行為は自然界におけるさまざまな種で観察されており、最近では「2個体またはそれ以上の個体が同時に、もしくは連続して、同じ、もし…【続きを読む】

毛色生成の中核をなすA遺伝子座、さらに解明が進む

文:尾形聡子 新たな分類、シェーデッドイエロー。進化の過程で犬は、オオカミとは異なる犬独自の毛色やパターンを獲得してきました。毛色のもとになる2種類のメラ…【続きを読む】

朝食を抜くと犬の作業パフォーマンスは向上するのか?

文:藤田りか子「競技会当日は犬の朝ご飯を抜いてお腹を空かせたままにして、モチベーションをあげる」とか「狩猟の前日から猟犬を絶食させて猟欲をアップさせる」と…【続きを読む】

愛犬はあなたの「ウソ」と「ホント」を区別している

文:尾形聡子[photo by Roger Ahlbrand長い間、他者の気持ちを推し量ったり理解したりする能力である「心の理論」は人においてのみ発達する…【続きを読む】

犬のライフステージどう分ける?〜認知機能から分類する最新研究

文:尾形聡子一生を年齢によって区切った各段階のことをライフステージといいます。人の生涯では、幼年期・児童期・青年期・壮年期・老年期などと年代別に区切られて…【続きを読む】

犬の「噛む」に関する大規模調査、初めて行われる

文:尾形聡子「噛む」と「咬む」。この二つの漢字の使い分けをご存知ですか?「噛む」は一般的に歯を合わせて物を食べたりかじったりするときに使います。人の場合「…【続きを読む】

犬の認知能力、2歳までにどう発達する?

文:尾形聡子21世紀に入ってからというもの、犬の認知能力に研究者の注目が集まり、さまざまな研究が行われるようになりました。しかし、認知機能研究の多くは成犬…【続きを読む】