犬研究最前線

子犬時代の逆境体験がもたらす、こわがり気質や攻撃行動への影響

文:尾形聡子子どものころに負った心の傷はおとなになっても簡単には癒えない…多くの人が耳にしたことがあるでしょう。家庭での心身への虐待やネグレクト、親の依存…【続きを読む】

子犬に受け継がれる遺伝子の変化〜父親の年齢と体の大きさが左右するもの

文:尾形聡子私たち生物のからだの中では日々小さな変化が生まれています。そしてそれは遺伝子の中でも起きていて、進化の原動力にもなっています。ヘルシンキ大学を…【続きを読む】

犬のトレーニングの前に”ガス抜き”は必要?

文:藤田りか子犬をトレーニングするとき、みなさんは犬の心情を整えるために何か準備をするだろうか?たとえば、ウォームアップや軽い散歩をする、それとも、ケージ…【続きを読む】

植物性のドライフードは、犬にとって「完全食」になり得るか? イギリス31製品の栄養検証

文:尾形聡子健康に生きていくためには毎日の食生活が重要なことのひとつであるのは、私たち人間も犬も同じ。犬も人も元を辿れば肉食中心の動物であったものの、環境…【続きを読む】

犬は人の発する「音に含まれる信号」をどう解釈しているか?

文:尾形聡子犬は人の「言葉の意味」を理解しているのか?それとも「声そのもの」に隠された信号を読み取っているのか?動物に広く見られるボーカルコミュニケーショ…【続きを読む】

キャバリアに好発する脊髄空洞症、オーストラリアでの16年間の有病率の変化

文:尾形聡子穏やかでフレンドリーな性格、程よいサイズ感、愛らしい表情などから家庭犬として愛されているキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。その名にあ…【続きを読む】

犬は「言葉」を機能で理解する?―ギフテッド・ドッグの挑戦

文:尾形聡子私たち人は、日々の暮らしの中で物事に名前をつけ、それを手がかりに身のまわりにある世界を理解しています。赤ちゃんのころは、目に映る形が似ていれば…【続きを読む】

羊水検査、犬でも可能なことが明らかに

文:尾形聡子犬と人の生物的な違いのひとつに「多胎」であるか「単胎」であるかが挙げられるでしょう。多胎であることは生物の生き残り戦略として有利です。子犬の死…【続きを読む】

ノーズワークのエラーアラート 〜 “ハンドラーはこう影響を与えている” の科学的検証

文:藤田りか子あ!やっと見つけた.... かも!?ノーズワーク競技会におけるこのマジックモーメント、アドレナリンが一気に上がる。 あと1エリアのハイドを探…【続きを読む】

ゴールデン・レトリーバーの肥大型心筋症、原因遺伝子が発見される

文:尾形聡子心臓は全身に血液を巡らせるために働く臓器。十分な量の血液が送れなくなれば、それはすなわち死を意味します。心臓を臓器として持つ生物すべてに共通す…【続きを読む】

ヨークシャー・テリア、かかりやすい病気は?

文:尾形聡子「ヨーキー」の愛称で知られるヨークシャー・テリアはイギリス原産の比較的新しい犬種です。ツヤツヤとしたなめらかな被毛が特徴で、美しい被毛を守るた…【続きを読む】

犬同士の挨拶、クンクン嗅ぎ合いのボディランゲージ調査

文:藤田りか子犬同士の挨拶を観察調査ガウガウせずに犬同士が穏やかに出会うとき、まずどんな風に彼らは会話を開始するかを観察したことはあるだろうか?人の挨拶と…【続きを読む】

いい人か悪い人か、犬は人を評価できるのか?

文:尾形聡子「犬には人の本質を見抜く能力がある」そんな話を耳にしたことはありませんか?犬好きの皆さんであれば、「犬に好かれるんだからこの人いい人なんだな」…【続きを読む】

小型短頭種の人気の理由は?特徴的な行動の背景を探る

文:尾形聡子小型の短頭種は、世界中で絶大な人気を誇ります。日本も例外ではなく、むしろ世界に先駆けて人気が高まった国と言っていいでしょう。その人気の背景とし…【続きを読む】

愛着関係は強さよりも質が重要、精神的ウェルビーイングとの関係

文:尾形聡子かつては「犬を飼うことで身体的な健康が促進されるのではないか」と仮定した研究が流行し、そこから次第に「犬を飼うことで精神的な健康にもプラスの効…【続きを読む】